丹原町文化会館自主事業

ハレルヤPRESENTS
   STARDUST REVUE LIVE’02

 2002年10月20日(日)
  開場(18:00)開演(18:30)
  場所:丹原町文化会館

主催:丹原町教育委員会
     EBCエンタープライズ
  企画制作:ラプソディ/ランデブー
  製作協力:デューク
  


 
※レポート:みかんさん(ありがとうございます!)
<セットリスト>
M1:AMAZING GRACE(ア・カペラ)
M2:夢伝説
M3:今夜だけきっと
M4:木蘭の涙
M5:シュガーはお年頃
M6:ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス
M7:Thank You
M8:上を向いて歩こう(ア・カペラ)
M9:Let's Call It "LOVE"
M10:追憶
M11:時の隙間
M12:雨あがり
M13:My Love
M14:Rock&Roll Bible
M15:Goodtimes&Badtimes
M16:Goin' Back To 1981
M17:Northern  Lights〜輝く君に〜

Ec
M1:Simple Song
M2:と・つ・ぜ・んFall in Love
M3:ふるさと(ア・カペラ)



昨日のラジオ公開生放送参加で浮かれっぱなしの状態のまま、あまり熟睡することなく
当日の朝を迎えた。
『えぇ〜っ、本日はお日柄もよく』と口上を述べたい所だが(大安吉日ではあった)
午後3時過ぎ、丹原に向けて走るにつれて雨が激しくなっていく。
こんな雨の中をスタレビのライブ参加したことがなかったのでやはり要さんが
雨男・嵐を呼ぶ男だったのだろうか?(みゆきさん正解!;笑)

1時間弱で会館手前の「梅錦ガーデン」に到着。ここでライブ前の腹ごしらえを
してから参加する。ここは2年前だったか、FM愛媛の公開放送があった
思い出の場所。あの時はGWでとっても暑い日だったなぁ〜(しみじみ)
この時期になるとイルミネーションが夜間灯ることでも有名でカップルのデートコース。
元々は「梅錦」という辛口の日本酒が超有名なのだが、地ビールも作り出していて
それに合うお洒落な料理がメニューにある。
今日は車だから運転手の友人にもちょっと我慢していただいて、料理とハーブティーで
ライブ前のワクワクした思いも肴に堪能した。

6時前にここから数分の会館へ到着。すでに車で一杯。舗装されていないほうの
駐車場に車を停める。水溜りを避けながらの会館入り。あー帰りは止んでて欲しいな〜
入り口は人でいっぱい。開場になっていないし、雨で外で濡れるのも嫌だから皆なで
ぎゅうぎゅうでもここで待たなきゃ。
外でずっと待っていると、会館売りに並んだ朝のことを思い出す。
クンクン・・・おや?この匂い。田舎の匂い。丹原にばあちゃんちのある友人、
この辺の地理に詳しい。これは鶏舎の肥料の匂いだよんと。
ずっと立っていると体に染み込んでしまいそうな気がしてくる(^^;
お客さんみんなでこの匂いを会場に持ち込んでステージが開いたらぽわ〜ん。
メンバーむせたらどないしよ?とバカな心配しながら開くのを待った。
長蛇の列のトイレに並んで出てくる頃には
開演1分前@_@ チケットを出すものの、友人のと2枚がくっついていて剥がせない。
慌ててしまうが、係のおばちゃんにいいよ、まとめてちぎるよー、早く入りーと
対応してもらい席にダッシュ。焦ったー。開演に何とか間に合った。
(あんなに早めに松山出発したというのにぃ^^;呑気すぎる私たちであった)

6:32頃開演

真っ暗なステージがほんのり明るくなる。アカペラでAMAZING GRACEが聴こえてくる。
あれま、目の前にメンバーお揃いだったのかい?着席してやいのやいのと
前後の友人とベラベラしてたのに、すぐ近くに居たなんて。ちょっと恥ずかしい。
薄明かりの中にぼわ〜んと映るメンバーの姿。ややっ!噂の柿沼さんだ!
うぉっ、か、か、変わってるぅ、激しく変わっているヘアスタイル。
何と表現したらいいのか?迷っていると隣の友人ぼそっ。"サンダーバードみたい"
やめろぉーツボに入ってしまって柿沼さんを正視できんやないか〜
今日の席はもろ柿沼さん側、宙を漂う私の視線(おぃおぃ)
今日の「スタイル」は「ヘアSTYLE」がテーマなのかな〜と一人自分を
納得させていた。若返ったような若くなりすぎたような、「柿沼さん」というより
「柿沼君」という感じかな?^^
ごめんなさい、一曲目はそんなわけで真面目に聴いてなかったのである(反省)

   ◆衣装◆
要さん:オレンジに近いシャツに黒のパンツ。赤いスニーカー。
柿沼さん:おニューのヘアスタイルに、黒の大きな格子模様のシャツ、黒のパンツ
Voh林さん:ピンクのノースリーブのシャツ。
寺田さん:ブラウン系のジャケット
岡崎さん:赤いシャツ(確か)
添田さん:グリーン系?ブルー系?のシャツ


   <スタレビ入門編・皆で学ぼうスターダストレビュー>

♪夢伝説 ♪今夜だけきっと ♪木蘭の涙 とお馴染みの曲が一気に続く。
ここ丹原町では初めてのライブ。皆さんにスタレビってこんなバンドだよ〜と
いう紹介に相応しい?曲をひとまとめに演奏した感じだ。

♪木蘭の涙の添田さん色のイントロ、今回はJAZZの色を少し感じた。
暖かくて優しい添田さんの人柄がにじみ出ているようなサウンドだった。
それぞれのリリース年をいつものようにVOHさんに紹介してもらう。
しかしこの盛り上がり様は一見さんでは無さそうな気がするよ(笑)
丹原では初めてだが、ここは以前FMイベントで「梅錦ガーデン」を知っている。
本当にガーデン、ガーデン、ガーデンだらけだった(^^;
中に"ハーブ園"があったんだけどそこだけ有料だったから入らなかったと。
柿沼さんはそういう問題じゃないだろうと早速のツッコミ。
イベントでは地ビールをガンガン飲み過ぎてヘロヘロになって一体?何を
しゃべったのか記憶にない状態で凄まじい放送だった、と告白していた。
(うーん、美しい思い出が壊れていく;爆)
この愛媛という所は県を3つの地域に区分して表している。
ここ丹原は県の東部なので「東予」(とうよ)(香川寄り)
松山のある中央部は「中予」(ちゅうよ)
そして宇和島のある南部地域(高知寄り)は「南予」(なんよ)
この3つのブロックに分けて地域性が全然違うのだ。
要さんも話したが「東予」は気性が荒い。(みんな頷く)
要さんはそう断言されてしまったが
"言葉の使い方に気性が荒い"と取られる場合がある。
私のような東予以外の人間は不慣れなために、初めての場合戸惑ってしまう時もあるが、
実際に付き合ってみればなんてことはない。うちの主人なんかは
逆に付き合い出せば親密になれる度合いが高いのは東予だと言っている
 祭りも豪快、勇壮である。
参考までに、中予はどちらかというと東京の気質とでもいうのか?
割とあっさりめ、揉め事を好まない、のんびりとした気質である。
なのに車の運転マナーは恐ろしく悪い。何故なのか不思議であるが。
そして一番人情に篤く穏やかな人が多いのが南予である。
映画千と千尋の神隠しで登場した神様で"牛鬼"はこの南予の祭りの代表的な
練り物である。(以前宇和島に住んでいた時には小児科にもこの牛鬼の面を
飾ってあり怖がってた^^;)
次回は南予に"きちゃんなはい"(来て下さいの意味)
四国で唯一総理大臣を輩出していない県でもある(温暖すぎてぬる〜いのだろう)
(以上、みかんの愛媛県講座でした)

   <前期のスタレビ・皆で学ぼうスターダストレビュー>

♪シュガーはお年頃 ♪ブラックペッパー(以下省略:笑)
デビューは1981年、最初スタレビはこんなサウンドを作っていたんだよ〜と
いうことで。またブラペはその頃日本一タイトルのなが〜〜〜〜い曲という
ことを宣伝文句で展開し、有名になるはずだったのに、横浜銀蝿のせいで
全部話題を持っていかれちゃいました。この頃の曲をリアルタイムで知っている
方はこの中ではそう居ないとは思いますがと。

♪Thank You
ここ丹原お初のライブということで皆さんありがとうの意味を込めて。

メンバー全員前に出てくる。
メンバー紹介を要さんがやろう、とした時に会場から「てらださぁ〜ん」という声援。
寺田さんはどう返答したらいいのか少し悩んでいた様子。
勝手に名前を呼ばれてもどうしたらいいのか困るから用のある時だけ呼んでねと
寺田さんの意思とは無関係に(笑)代弁者の要さんであった。
その寺田さん、先日の健康診断で何処も異常がないと太鼓判を押されたそうだ。
以前はピロリ君が寺田さんちに住み込んで働いていたが、そのピロリ君のお陰で
悪いものも全部食ってくれたのかもと、これまた寺田さんには聞きもしないのに
話を一人で大きく脚色していた(笑)

"ヅラ疑惑"では柿沼さんの先輩格に当たる(最初に要さんから柿沼さんのヘア
スタイルについてヅラっぽいよなぁ〜とあった)Voh林さんの紹介。
こんな風貌です、いろんな悪さをしていました(皆さんよくご存知のあんな
ことやこんなこと)してねーよ、何もしてねーよと反論するVohさんに対して
やってないそうです、絶対にやってないそうです、といじわるに繰り返すので
そんなことを言うと余計に勘ぐられるから止めろーと半泣きのパーカッション担当兼
バンド専属調理人さん。先日も要さんの自宅でパーティーを開いたそうで
(パーティーと表現して違うな、ただの飲み会だなと訂正)
その時もこーんなデッカイ鶏料理を作っていた(明らかに大げさな大きさ。
七面鳥クラスの大きさに誇大広告していた)
丹原町の農協直売所(にあったのだと思うのだが)意味もなくデカイ折鶴のオブジェが
あることにも触れる。ここに鶴が飛来してくるわけじゃーないだろうに
何なんだ?あれは?と来る途中で不思議だったらしい。
(きっと丹原町民の方にも訳分からない代物だと思う^^;ちゃんとした
由来を知っている方が居たらごめんなさい)
道路の両側も柿の木だらけ!農作物の登場で俄然張り切る柿沼さん(笑)
柿なんかは買うものじゃない、頂くもの(同感)自宅にも柿の木なんか昔は
何処でもあったものだしと。そうだよなー、オヤツに柿と言えば隣の家の
柿だわなーと要さん。Vohさんが言わなくてよかった〜
(しかし丹原産の柿はそんじょそこらの柿とは違う。高級品種の富有柿。
今の時期はいちじく狩りもやってます。これまた買う果物ではないが)
流暢にMCをする要さんに対してすごく嬉しい〜こんな話が聞けてと
舞台で演っている側の人間とは思えないような発言の柿沼さんは
本当に心から面白がっていた。それは久しぶりのライブで聞いたのでなお更だったらしい。
(柿沼さんはしゃべる要さんを聞かないとダメな聞きたいサメなのか?)
柿談義に花が咲いてしまい、他のメンバーは名前紹介だけに終ってしまった。

平井なんとか(と伏字にもならない言い方で^^;)よりもずっと昔から
歌っている♪大きな古時計 俺たちのアカペラのアルバムにも収録してありますと。
目立たぬように密かにリリース。厳密にはアカペラと言うもののピアノが入って
いたりもしているが、声だけで歌うのがアカペラというもの。勘違いしないようにと
ここでも初めて体験するお客さんのために初心者コースというような丁寧な説明。

♪上を向いて歩こう
♪Let's Call It "Love"
スタッフがテアトロンで使用された添田さん所有のクラビオラを持って
出てきたので曲前に次の曲が分かる。
今年のテアトロン不参加だった友人がそれを見てあれは何という楽器?と
耳打ちしてきたので、思いっきり知ったかぶりの私はドイツ製でいい音色の
楽器だよ〜とめいいっぱい宣伝した。
(値段は余計な御世話なので言わないでおいた^^;)

  <現在のスタレビ・皆で学ぼうスターダスト・レビュー>

今年の元旦にリリースされた25枚目のアルバム"スタイル"からピックアップして
3曲。My Loveはシングルでリリースもされておりますよー。売ってます、
売っているはず…です。お店にない場合は売り切れではなくて、入荷していない
だけです、と。どっかにはありますからと。

♪時の隙間はテアトロンに続いて2度目の体験。ライブで聴くと一段と濃厚な
味わいのある曲だ。ギター小僧の要さんも一段とカッコいい!
♪My Love
演奏に入る前に、「MY Love」と言えば・・・と、ギターをぽろろ〜ん、
可愛く口ずさむ要さん。
それはポールマッカートニーのMy Loveでしょ!と
自分で自分に自己ツッコミ(^^) 
 テアトロンでは岡崎さんと2人椅子に腰掛けての演奏だったが
今回はそのまま前後に立ってのツインギター。息も合っていてこの曲を
聴くとまろやかというか、ふわっとした空気感を感じる。

  <勉強の手を休めてダンス・ダンス・ダンス>

愛媛FC(略してEFCと勝手に略称名をつけた要さん)←いい難い為らしい。
応援ソングとして作った曲で、これから上昇気流に乗って活躍して欲しいの
意味を込めた歌詞だよと。スタンディングしたくってうずうずしていた
お尻がようやく椅子から離れることができた(^^)
♪Rock&Roll Bible

♪Goin’Back To 1981
"愛してるよ丹原〜"と歌の中でも地方色を取り入れてもらい
地元の方はこの曲に対して愛着を感じるのではないか?と思った。
決してスタレビはこの地方の出身バンドではないけれど、この共有している時間、
このたった一日限りではあるがステージと客席の見えない壁を取っ払った。
要さんが言うように、会館の壁にはスタレビの音が確実に染み込んで、忘れられない
大切なバンドとして刻まれたことだろう。
M17:Northem Ligtsで本編の幕を締める。

(この時点で"まだ"8時20分過ぎ。ポンジュースもびっくり!の濃縮還元なライブだ〜)

  <アンコールは客席も巻き込んでの大ゴスペル大会!>

アンコールの拍手も一際大きかったライブで一曲目もガンガン行くか?と思っていたが、
別の視点で言えば一体感を"じわじわ"と感じられるゴスペルタイム。
キャパ800強(立見客あり)のこじんまりとしたこの会館のすべての共鳴板に
約806名の声が響き渡る。要さんが照れる時に見せる口の片側だけちょっと
上げて笑う仕草が何度見られたことだろう。
こういう瞬間があるからこそ生の醍醐味と言えるのかも知れない。
満足感で心が満たされる。

♪と・つ・ぜ・んFall in Loveで燃え尽きた感の流れる汗を拭うメンバーに
追い討ちをかけるように(苦笑)再度アンコール希望の拍手。
最後はここにまた来られますように、ここが第二のふるさとと呼べるように
(第二はいくつもあるが)なれることを願って
♪ふるさと
一呼吸置いての暖かい拍手に包まれてメンバーは深いお辞儀をして
ステージから降りて行った。要さんはサングラスを外してもう一度挨拶。
さようなら、また戻ってきてね。

8時58頃終了。



(ライブ後)
2時間半ですべてのセットリストを忘れ去るこの頭。張り出しているものとばかり
思っていたが見当たらなかった(ぎゃっ)
友人たちに思い出してもらい殴り書きで書き留め、こんなことでレポートどうなるやらと
頭を抱えてしまっていた。
外に出ると大粒の雨がまだ降り続いていた。足元が暗くて、何度か水溜りに
ずっぽりと足を突っ込みそうになりながら、車に乗り込み帰路へ。
行きに寄った梅錦ガーデンへ6時から12時まで点灯しているイルミネーションを
見るため、園内を一周してから戻った。毎年オブジェが違うようで
周りが真っ暗なのでとても映えていた。これじゃーカップルも居るわな。
ライブ終了後、前後席で参加していた友人に聞いた柿沼さんおニューヘアの
例え"若かりし頃の石坂浩二さん"というのに話しが及び
帰りの車の中ではドラマ"ありがとう"の場面をあれやこれやと語り合っていた
私たちの年齢を思うとぞっとしたのである。
自宅に戻ったらまだ10時。スタレビ時間を知っている娘にえらい早かったねーと
言われ苦笑する母であった…。
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