ROCK#18」ラジオレポート
2002.5.13,5/20 (2週分)MBCラジオ(AM)ON- AIR(23:35〜24:00)
※4/25 鹿児島公演後の楽屋インタビュー&リスナーインタビュー
パーソナリティ:植田美千代さん】
【5/13 (1週目)ON- AIR】

 こんばんは。ROCK#18(ナンバー・エイティーン)植田美千代です。
5月に入ってしまうと、もう夏のいろんなコンサートの情報をチェックして、でチケットの発売をチェックしてこの日はこうやって手に入れよう、いろんな事を考えながらコンサート情報を見ているんですよ。今年はいつになくコンサート、ライブに行く数がちょっと少ないような私は気がするんですけど、自分はね。で、後半にかけてみようかななんて思っているんです。
でもお馴染みの方達もいらっしゃって楽しいコンサート、毎年毎年行っているバンド、それから初めて行くバンド、何かこう最近は決まってきているんですけども。
そんな中でスターダスト・レビューのコンサート、先月4/25鹿児島市民文化ホールで行われました。
いつものように楽しいステージでした。
スタレビはこのところ毎年鹿児島でのコンサートの時には必ず取材をさせて頂いてるんですけども、その会場でもちょっとこの番組のお知らせもして下さいました。
スターダスト・レビューの素顔、今週と来週、2週に渡ってご紹介致しますのでお楽しみに。

♪木蘭の涙
 彼等の曲の中でも人気の曲の一つ、「木蘭の涙」オープニングで聴いて頂きました。
 スターダスト・レビューなんですけど、1981年のデビューで21年目ということになる訳なんですけども、今年はですね、自らのマネージメントオフィス、それから自らのレーベルを立ち上げた訳なんですね。
まあ新しい20年のスタートという事で、去年ぐらいからスタートしている訳なんですけれども。今回はツアータイトル『Style』今年の1月にリリースされましたアルバムタイトルなんですけれども、この『Style』っていうアルバムの曲を中心にスタートさせています。
もちろんこのアルバムも彼等の持っているスタレビの持ち味、コーラスグループとしてのとってもアダルトな唄があったり、ちょっとリズム&ブルースティックなものもあったり、ふんだんにスタレビの持ち味で曲をこなしているんですけども、このアルバムの前、去年シングルで「My Love」という曲をリリースしましたのでちょっとメッセージの前にその曲も聴いて貰いましょう。

♪My Love
 もちろんアルバム『Style』の中にも収録されていますが「My Love」奇麗な曲を聴いて貰いました。
スタレビは1981年デビューで鹿児島でのライブは20年ず〜っと細かいライブをやってきたバンドなんですが、鹿児島でも1983年の7月、鹿児島のライブハウス"灰神楽"ここで初めて私は見ました。
なんて元気な楽しいバンドなんだろう!と思ってそれからず〜っとコンサート行ってるんですけども。
さぁそのスターダスト・レビュー今年の鹿児島でのコンサート終了後、お話しをお伺いしました。

要さん:ギターの根本でございます。いやぁ楽しかったよ、今日は、俺はね!
あのぅ何かね、自分でもね、唄い出した瞬間に『あ、今日はすごい調子がいい』と思った。
幕が開いた時のあのお客さんの歓声に、ぐっと後押しされた気がするんです。
ほんとに今日は38公演目だったんですけども、いつも以上にいい唄が唄えたような気がします。
来て下さった方、ほんとにどうもありがとうございました。

岡崎さん:サポートでアコースティックギターやっております岡崎です。
え〜温かい声援ありがとうございました。楽しませて頂きました。

寺田さん:ドラムの寺田 正美です。え〜っとですね、お客さんが非常にパワーアップしてる感じがして
(柿沼さん:「お客さんが?!笑」)
え〜まぁ僕等ももちろん120%(当社比)なんですけど、お客さん、ほんとに楽しませて頂きました。
ありがとうございました。

柿沼さん:え〜ベースの柿沼です。え〜(笑)お客さんがパワーアップ(笑いながら)してまして(一同笑)こっちもそれ以上にパワーアップできました。ありがとうございました。

添田さん:はい、キーボードの添田と申します。え〜バンドがパワーアップすべくサポートに入っております。九州、そして鹿児島、素晴しかったです。ありがとうございます。

VOH林さん:もうほんとにお子様連れも(植田さん:笑)みえまして,たまたま楽屋から駐車場が見えるんですけども、来て頂いてるお客様がほんとにお子様連れで家族で、っていうのが、すごくやっぱり寺田と言ってたんですけど、いいよねって。
家族の娯楽になれてるっていうのはすごく幸せだなって思いました。ありがとうございます。

♪Deeper Kind of Love(BGM)

植田さん:何かあのぅキャリアというか年月を重ねると、皆さんも変ってないようで(うふふ:笑)ファンも変ってないようで多少あの変っているのが、すみません、この優しさは変ってないんですけど。(見えないので意味不明です;笑by sonoo)何となく始まる前もそうなんですけど終った後も何となくそんな感じがひしひしと私なんかは感じるんですけどね。

要さん:オープニングのね、幕がね意外と薄いんで何となく会場の声は聞えてくるんですけど
あれが、うるさい、うるさい!(一同笑)何か同窓会みたいになっててね。
でも本当に今日のお客さんは、俺はやられたな〜って感じだった。すっごい気持ち良かったし、まぁ毎回毎回ね、鹿児島の僕はコンサートはすごい好きなんだけど、今回特に僕等自身が新しくなって帰ってきた訳だし、それでお客さんがまぁ半分もしかしたら不安もあったかもしんない。そういうものがきっと払拭できるようなコンサートだったと思うんですけどね。それがきっと聴く度に『お〜いいじゃねえか』て感じで思ってくれたのかな?とも思いました。

植田さん:今回アルバムと同じタイトル"Style"っていう、コンサートの中ではいろんなスタイルがあるってお話し、なさったんですけども、改めて今日スタレビの音楽スタイルみたいなのを感じた皆さんも多かったんではないかと思うんですけども。
皆さんがたが思うそれぞれの音楽スタイルをちょっと一言ずつ聴かせてほしい。

要さん:う〜ん、難しいね。僕はね、もうね、とにかく何ていうんですかね?大風呂敷の聴き方っていうのかな?何でもとにかく聴いてみると。で、肌に合うか合わないかはそれから。聴いてみないと分かんないっていうのもあってとにかく僕は聴きかじる?っていうのがありますね。広く深く聴くっていうのが僕のスタイルですね。はい。

岡崎さん:僕は広く浅くですね。(一同笑)何でも聴いてみようってのありますけどね。
今回サポートに参加させて貰ってて、普段はコーラスをやってまして、今このア・カペラでも一番低い所をやっているんですね。あのぅこんな低いのはスターダスト・レビューでも初めてなんですよ、実は。
まぁそいで自分のね、何ていうんですか、批評って言ったら可笑しいなぁ、そういうのも拡がったし、聴く事に関してはそれこそ広く浅く少しずつ深くこれからなっていくのかなあ?と思ってますけど。はい。

寺田さん:僕はやっぱりドラマーっていう事で割とドラマーの人多いんですけど、リズムとかドラムとかそういう物を中心に聴いたりとかっていう癖が何かあるみたいで。そういう何かアルバム買う時にしても選び方をしたりしてますね。
やっぱり唄のメロディとかそういうのがいいものを好んで聴いてるっていう感じですね、普段から。

♪Rock & Roll Bible(BGM)

柿沼さん:え〜っと、基本は唄ですね。ヴォーカル中心の音楽でしたら、まぁ邦楽、洋楽問わず、昔の唄も全ていいなと思うものはやっぱりハマっていく自分がいますね。そんなとこですかね。

添田さん:僕はキーボードなんですけど、あんまりキーボード物の音楽って聴かないんですねえ〜。結構激しいギターが入った曲とかっていうのを聴きながら、だけど自分ではそれが弾けないもんですから、でもそれをこう自分がキーボードで弾く事が多いですね。
とはいうもののあんまりプレイも激しくはないので、きっとロックキーボーディストのような、多分典型的なJ-POPキーボーディストなんじゃないですかね?そんな気がしますね、僕は。

VOHさん:今旅先で一番聴いてるのは、自分が一番音楽を初めて影響を受けたバンド、'70年代後半から'80年代ぐらいまでの、やっぱり持ち歩いて聴いてますね。やっぱあの頃の気持ちが一番音楽に対していろんな刺激を受けたのもあってそれを今の年齢で聴いたらどうだろうっていうのがあって楽しく聴いています。

植田さん:音楽のこう、幅の広さが、ね・・。

要さん:そう、きっとねバンドっていうのは特に僕等みたいなバンドっていうのは、ああいう音楽を目指そうって始まった訳じゃないんでそれぞれが創り出す音楽の中で何かが出てきて、それがまとまって何かが出来るだろうと思って、例えばビートルズみたいになろうとかローリング・ストーンズみたいになろうとか、じゃなくって、大風呂敷に影響受けたものがそのまま素直に出てくる、そんなバンドではないかなと思いますけどね。

植田さん:今回ライブはほんとに楽しい、また前回とは違う楽しいステージを見せてくれましたけれども、あのぅこれはいつもどうやって情報収集して、分担があるのかしら?と地元ネタの所がありますが話して下さっていいのかどうか?ちょっと・・。

要さん:あのね、まあこれだけね、鹿児島に僕等が来ててね、生半かに、例えば15くらいの子が居たとしたら、その子より僕等長生きしてる訳です、鹿児島ではね。まあここ20年ぐらいは。だからやっぱりそこまで来るんだったらもう地元とよんでしまえってそれがテーマだった。ただあのまあ、そうは言いながらもなかなか住む事が出来ないんで。で、どうしたかというと、楽屋にですね、地図が貼ってある。いろんなアーティストが来る中で楽屋にその県の地図が貼ってあるのは僕等ぐらいしか居ないんじゃないかと思いますけど。
みんなだからず〜〜っとその地図を見ながら、俺は今日はここに住んでいるというね、そういうイメージトレーニングをしながら(笑)、だからイメージ鹿児島人ですよね。
そういうふうにしてだからそっから鹿児島市内に来るとしたらこうだな、と。そういう分かんないとこは調べたり…。

植田さん:大体60何箇所各地全部そうやってイメージトレーニングで皆さんそれぞれ出身地を作る訳ですよね。これ、あの、ツアーをやっている飽きない方法でもありますね。

要さん:まあ確かにね。うん。いろんな街に行くしね、それぞれの特徴があったりとか。
基本的にはね、同じような人間が住んでんだからそう変んない。でも何かが違うって思った瞬間にまた見方が変ってくる訳だしね。同じ物の呼び名が変ったりする事もあったりするし、もちろん気候の部分もあったりとかもするしね。
何かそういう僕等がその街に対する面白さを見い出せる事、これが愛着になりツアーで来る度に楽しみにも変っていくのかな?って気がします。

♪めぐり逢えてよかった

植田さん:コンサート終了後、感想も踏まえてメンバーの皆さんに一言ずつお願いしました。

(出水のお知らせと来週の予告篇がありました。)

---------2週目へ--------

【5/20 (2週目)ON- AIR】

今週も先週に引き続きまして、ライブツアー"Style"ツアー中のスターダスト・レビューのインタビューをお届けしたいと思います。
先週はこのライブ終ったあとのそれぞれのメンバーの鹿児島公演での感想、それからアルバム『Style』から曲をお届けしました。
 4/24に、『LOVE SONGS』から8年目、スターダスト・レビューの『Love Songs II』というラブストーリー、バラードの曲が収めらたアルバムがリリースされました。
それぞれのお薦め曲という事で今夜また紹介をして貰いたいと思います。
どの人がどの曲を推薦するのかこれも楽しみですので、どうぞお楽しみに。

まずは懐かしい
♪シュガーはお年頃

要さん:一応『Style』のアルバムでまた新しいチャレンジがある訳だけども、21年目にしてこういうスターダスト・レビューもいるんだというのをいろんな幅広く聴かせていきたいってのがあったんで、ま今回はコンピレーションですね。バラード集のみならず、そういうラブソングを中心にそれからあとアルバム未収録だった部分とかそういうのも入れながら、また違う括りでスターダスト・レビューを楽しんで貰おうと思ったのがこのアルバムなんですけどね。

植田さん:あのう、前回もちょっと無理なお願いをしましたけれど、セルフライナーノーツみたいなのでそれぞれアルバムから関わったもの、並びに特に一人ずつ何か1曲ずつそれぞれ皆さん、お願いしたい…。

要さん:じゃあね、僕は2曲目に入っている「ナチュラル〜抱きしめてこのままで〜」というのは、一緒にですね、僕のコーラスの上をずっとやってんのが元WINKの相田 翔子でございまして、最近はよくトーク番組とかでボケ役で出たりするんですけど、あいつがずっと唄ってくれたんですけどね。カラオケでもよく唄うんです、相田 翔子と。これがね、カラオケでもなかなかいいんですけどね。これはなかなか聴きもんだと思いますし、聴いて覚えてあなたもカラオケでチャレンジしてみたいと思いますけど。ただ結構キーが高いんでね、このまま唄うと怪我する可能性もあります。(笑)その辺を気をつけつつ唄って下さい。
♪ナチュラル〜抱きしめてこのままで〜

寺田さん:「気がつけば君のこと」という曲を要さんと一緒に詩を書いたんですけども、詩を書いてる中でその登場人物、この人の人間性はどういう人だろう?って話を要さんとしながら、俺だったら電話をかけない、俺だったらかける、その辺でね(笑)結構要さんと意見が食い違いながら喧嘩をしながら創ったと。
(柿沼さん:これはでもいい曲ですよね〜)
なかなかでも曲がすごく好きでですね、是非これ、詩を書きたいなと思ってて、それで僕が書かせて貰ったんですけどね。
♪気がつけば君のこと

柿沼さん:わたくし事ですみません。あの、僕がヴォーカルを取ってます。え〜「くちづけ」という曲が入ってるんですけど、これはですね、最初タイトルを付けた時にくちづけの「口」だけ漢字だったんですね。で、あのスタジオに持ってったところ「なんだ?この(ろ)ロづけは!」(笑)
まあそういう人もいるかもしれないっていうところで全部ひらがなになったというエピソードがあるんですけれど。まああのなんて言うんですかね、ラブソングなんで聴いて頂けたらなと思いますけどね。
♪くちづけ

VOHさん:VOH林でございます。自分で唄ってんのも入ってるんですが、詩として自分が書いた中ですごく好きなんですけど4曲目の「恋人のままで〜Autumn Love〜」この詩がすごく好きで気に入ってて、まさしく自分もこういう世代に入ってきたなという感じがしてこれは『楽団』というアルバムにも収められていますけど僕はこの曲の詩っていうのはすごく好きです。そんな感じでございます。
♪恋人のままで〜Autumn Love〜

植田さん:今年はどういうものを考えてらっしゃいますか?
要さん:うん、あの夏にね、ジョイントをやりたいなと思ってるんですけど、まあね、これは先方あっての事なんで簡単にこう誰々とは言えないんですけど、まああの各地でいろんなジョイントに参加してみたいなと。ただ参加する中で例えば30分とか1時間ずついろんなアーティストがただやるんじゃなくて、その趣旨とかね、そしてまた最後に何かジョイントをやるとかそういう事をやって、まあ僕等も20年やってるんでそれなりに一緒に出る人達が多少ならずとも敬意を抱いてくれる方も多いんでね、じゃあ一緒にやろうよっていうところで、出来たらいいなと。そんなイベントをやれたらいいなと思ってます。
とりあえず福岡あたりではですね、今予定になっているのが幾つかあるんでそれが形になったらいいなと思ってるんですけど。

植田さん:その前にもう一度、鹿児島で6月に出水でコンサートが予定されて…。
要さん:あ、出水はね、4,5年ぶりだそうでございましてね、6/12出水市の方で『Ladies&Gentlemen』のツアーですか?(艶ツアーが正解です。by sonoo)その辺だと思うんですけど、だから4,5年ぶりのステージって事で僕等もすごく楽しみにしてますんで、はい。

植田さん:新しい出水ネタも。(笑)
要さん:4/25ね、鹿児島の市民文化ホールのほうへいらっしゃれなかった方、是非ご覧になって頂きたいと思います。

植田さん:それまで私達も新しい出水情報がありましたら、送っときますので参考になさって下さい。
要さん:じゃあ、あのうお礼も込めまして最後に「ふるさと」のア・カペラをご披露致しましょう。
♪ふるさと(生ア・カペラ)

♪ふたり
如何でしたでしょうか?メンバーからお薦めのラブソング、紹介して頂きました。
『Love Songs II』というアルバム、最初の『LOVE SONGS』から8年振りに出ました。
素敵なラブソングいっぱい、そしてそれぞれの個性がやっぱり出てますね。
根本さんが「ナチュラル」、寺田さんが「気がつけば君のこと」、柿沼さんが「くちづけ」、VOH林さんは「恋人のままで」。何かそれぞれにやっぱりね、味のある作品ですよね。さあコンサートを聴き逃したかた、是非6/12、出水市の文化会館ですが、こちらのほうで素敵なハーモニーを楽しんで下さい。もちろん鹿児島での感動が残ってらっしゃるかたも、多いと思いますので是非もう1度、またア・カペラの分は多分曲が違うと思います。
突然なんですが「ふるさと」も唄ってくれた、本当にもう本当にデビューの頃から変らないから大好きなグループなんですが。スターダスト・レビュー今日は『Love Songs II』から中心にそれぞれメンバーからのお薦めの曲を紹介しました。


プチ感想/ラジオ全般、興味深く面白く聴きました。ステージでの声とラジオからのサポートの方の声も感じが違って特に岡崎さん、より低くていいお声でした。和気藹々とした雰囲気が良かったです。『Love Songs II』のメンバーからの解説、これも有難かったです。アルバムにはライナーノーツが無かったので。今夏、ジョイントが決まっていくのでしょうか?
長いレポート、読んで下さってありがとうございました。byそのお
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