2004.12.27up

ラジオレポート

【ROCK#18】パーソナリティ/植田美千代アナウンサー(女性),
インタビュアー/采野アナウンサー(男性)

MBCラジオ 2004年12月8日放送  23:35〜24:00

※11/23スターダスト・レビュー、鹿児島ライブあとの楽屋インタビュー
AQUAツアーライブのネタバレがありますので、御注意下さい。

 ♪BGM:もう一度抱きしめて
こんばんは。ROCK#18、植田美千代です。
さて今夜のROCK#18はですね、この番組ここ数年恒例になっています、スターダスト・レビューのコンサートあとのインタビュー、お届け致します。
11/23、鹿児島市民文化ホールでライブが行われました。
今夜は私とは違って、あの采野アナウンサーが、スタレビのインタビューをしてくれました。さあ〜今回はどんなお話、そしてどんなアカペラを紹介してくれるんでしょうか?どうぞ。
 (※夜のAMラジオで雑音にかなり邪魔されて聴き取りづらかったというのをふまえて御覧下さい sonoo)
【インタビュー】
要さん(以下 要):今日のはうまく皆さんがね、僕らの予測した以上の僕達の演奏に感じてくれたんだと思います。僕らもすっごく楽しかったし、やり易かったしね。いいコンサートでした、本当に。

采野さん(以下 采):1年5ヶ月ぶりっていうのは圧力が高まってたんじゃないですかね?
要:そうなんですかね?(笑)。まあ2年空くことはね、僕らのツアー上はないんですけど、1年半というのは割と前回のツアーが最初の方で、今回がまあ、、半ばくらいかな。
でもやっぱり毎年ね、ステージでも言ってましたけど、ライブハウスからきている部分でね、重ねていくところで、お客さんとのこぅ、何ていうんですかね?繋がりが深くなっていく、濃くなってくるというのがありますよね。
だから勿論僕らはお客さんにコンサート楽しんでほしいし、僕らも楽しむ、それがね大半で演奏してるんですけど、でも中途半端なものはみせられないな、みせたくないな、って僕はいつも思ってます。この街ではね。
 大抵のアーティストの人はね、やっぱアルバム創るというのは、もの凄くストイックな話なんです。アーティストにとってね。
例えば半年間位になったりとか、スタジオの中で缶詰めになって創る訳ですから、それをリリースしてツアー一ヶ月、或いは二ヶ月やって終っちゃうよりは、僕達はツアー出てず〜っとAQUAのこと考えてられる訳ですから、半年以上ね。それはやっぱり自分達の中でいいアルバム創った感情さえあれば、本当こんな楽しいツアーはない。ただロクなアルバムが出来なかった時には、そりゃあ苦しいですよね。ま〜たアルバムの話かっていうね。
 僕ら楽しいツアーが出来てるのは、今回のアルバムが凄くいいものが出来たからだと思うしね、逆にアーティストの方がねアルバムは創ったけどツアーやらないっていう人は何を楽しみむんだろう?て僕なんか思っちゃいますけどね。

僕らはやっぱりそのアルバムの楽曲達をね、それこそ70近い公演数で演奏できる訳ですから、そりゃあ半年に及ぼうとね一年及ぼうと、やっぱそれは楽しみの一つとして弾いて(気に入って?)られる。それがバンドなのかなという気がしますけどね。

采:AQUAってアルバムは自信があるんですよね。

要:本当にポリシー(?違うかも)で創れたっていうかね。(この辺、雑音でよく聴き取れず sonoo)
あのう制作に入ったのが前回の『Heaven』というアルバムのツアー中だったんですね。その時の曲を書く時間がないんで、すごく困ったんですよ。だけど実際に僕もとにかくアルバム創んなきゃいけない、焦っても創んなきゃいけないんだから、どっしり構えて4日間作曲日があったとすると、その内の2日間は丸まるひたすら自分の好きなCD聴くだけ聴いてたりとか、あとの2日間で何とか書かなきゃと思って。
僕と柿沼が打ち合わせて…ソングライティング…創っていく曲をで、みんなで聴きながら、これいいんじゃないかと…どんどんアルバムの形にしていく(?:この辺も聴き取りにくかった sonoo)
8曲くらい終ってから足りなさそうな曲をその中にプラスしていくっていう。
ま、こればバンドだから、ある種バンドの中の意志が統一できてたから、いい具合に固まったのかな?という気がする。
AQUA、っていうタイトルはね、本当に直前ぐらいになってから出てきた言葉で、最初からAQUAなんて言葉はで出てこなかったんですけど。自分達がまとめていく内に、何かこうまとめるのに必要なタイトルですからね、必要な言葉が出てくる訳ですけど、そこん中で僕色々考えたけどね、AQUAというのがぽろっと出てきたんですけど。まあこれがそんなふうにね、たまたまぽろっと出てきた言葉が、その楽曲をまとめあげそしてツアーに出た時には、AQUAって言葉になって、そのAQUAっていう言葉さえも成長していく訳ですからね、面白いですよね、やっぱりね。

采:星、地球、ていうような事をずっとおっしゃってましたけど、AQUAという言葉っていうのは何かあの神秘的なイメージがありますよね。哲学的な雰囲気とかね。

要:幾つか出した中で割と評判良かったですよね。皆さんね。割と反応が良かったっていうかね
采:みんなOKだった・・?
寺田:いろんな意味を含んで、AQUAという言葉がいろんな想像もできるし、イメ−ジ的にもすごくいいし、そういう部分で今回のAQUAは、何かいくんじゃないか?そういう感じは最初からありました。

采:そのAQUAを引っ提げての今回のツアーですけど、昼どきライブっていうのが珍しい事をちょっとおやりになってる、お昼の開演なんですって?

要:12時半ですよね。(采:笑)これはね、あのね、いろんな僕らのね僕らなりの作戦というのもあって、実は僕らが何でこうやって全国ツアーをやってるかっていうと、まあアーティストによっては東京と大阪と名古屋、或いはそれプラス福岡とか札幌とかやる人達いるけど、じゃ鹿児島の人達はどうするのか?っていう話になるんですよ。だから僕達は行く訳ですよ、その街にね。
でそうやって全国規模で  まあ60から70公演毎年行くようになった。だけど今度はおまえら夜ばっかりやってて昼はどうすんだ?昼しか行けないって人はどうすんだ?っていうのもあるだろうと。
そういう中でじゃあ、昼のライブもやろうかって。ただ昼のライブをやるっていうのは時間的に難しいんです。
それは僕らの場合は、セットも組んで、リハーサルもやって、さ、じゃあお客さん入れますよ、という時間が大体早くやって4時半とかその位ですよね。今日は5時だからそれができるんですけど、12時半開演になるとなかなか有り得ない。
 ところが今回はそれじゃ12時半は適当にやるのか?ってそうじゃなくって、前の日の晩もやってるんですよ。前の日の晩もやって終ったらそのまま帰っちゃう。で、翌日の昼観たい人のために演奏する。
実は会館も12時に出てかないといけない会館があるんだよ。そうすると僕ら永久にコンサートできないですからね。だったら2日公演にしちゃえば、夜と次の日も使えば公演ができるということで。
 ♪BGM:本日のスープ
やっぱり僕らは20年やってるから、それなりにこの音楽業界の中でね、コンサート業界の中で、おや?と思う事も沢山あって、折角街の人がね観に来るコンサート会場に、営利目的の団体にはね、なかなか貸してくれないんだわ。それから時間的にも厳しかったりする訳。営利団体っていうけど、どこのチームもそんな簡単に満杯になる訳じゃないからね。
儲かってない営利団体も沢山ある訳でね、本当にぎりぎりでみんなやってて、ただその街の人達に演奏聴かせたいから僕らみたいにツアー回っていくんですけど。
ついついやっぱり、鹿児島がそうだって言ってる訳じゃなくて、現実的にそういう会館が沢山あるんで何とかもっともっと…増やしたいしね。
これはもうもっと気軽にもっとライブを観にいけるようにね、僕らみたいなバンドは一杯出てくると思うんですよ。
そしたらいろんなものをそこで今度チョイスできるようになるしね。
だから今みたいにCDはどれとどれとどれが売ってます、じゃあどれか買いましょうじゃなくて、自分の目や耳で探せるようになる。
これが僕は大人な成熟した文化だと思うんですけどね。
CDももっとよっぽど対応化するべきだし、コンサートも対応化すべきだなと思って、その一つが昼どきライブっていうやつだったりする。
でも結構来てくれましたね。千人以上来てくれましたからね。

采:主婦のね皆さんとかは、やっぱり昼間でないと動けませんからね。

要:あとね男性の方とかもね(采:おっ!?あ、そうですか)いらっしゃいましたからね。まあ夜のご職業の方もいらっしゃるだろうし、ちょっと最近働いてないという方も(笑)いらっしゃるかもしれない。
あと昼だから、たまたまその日は休みが取れて、じゃ昼だからちょっと行ってみようか?そいでその日だったら終ってからも随分遠くても帰れたりするんでね。
ちょっと僕もどんな御職業の方かは判らないですけど、いつもと同じような客層の中でライブがやれた。それで反応も一緒でしたしね。
昼どきライブは面白いですね。今、6公演のうち1公演が終ったんでね、練摩でやったんですけど、あとは東京が2公演と大阪3公演しかないんですけど、まあね、機会があれば鹿児島でもね、また全国やってみたいなと思うこともあるんですけど。。

采:そういう姿勢というんですかね、スターダスト・レビューの想いっていうんですかね?、何か凄くファンにとっては聴く側にとっては、ものすごく有り難い。ちょっと気がつけばできることですよね。そういうことって。でもみんなやってないから、それをやるっていうのは皆さん凄いことだなと。
 前の日のお酒が残ったりなんかしませんですか?

VOHさん:いや、大丈夫ですよ。それは…。(メンバーから笑い交じりのチャチャが入る、が聴き取れず)
でも本当に、意外とでも普通の通常のリハーサルっていうのが、大体1時位にスタートする事があるんです。ツアーの為のリハーサルが。でその時間帯の中で唄えないことはないんですね。だから結構リハーサルで鍛えられてる部分というのがあったんで、そんなに昼に関しては心配してなかったです。

要:ただあの僕はね、やっぱり自分達がね、やればできるっていう事を、もっともっと見せたいっていうかね。
何かね余計なね、縛りとか制約があるんですよ。
例えばメージャーというレコード会社もそうだし、僕らはメージャーとインディーズと両方実は使い分けて、両方使ってるんですけど、何も自分達で首絞めてくことはないしね。コンサートもそうですよね。
もうなんかね、業界の『隙間バンド』と呼ばれて
采:うはっはっ(笑)。隙間バンド!
要:隙間バンド!あれ、うまいトコいくねえ〜って。
采:でも皆さんのフットワークの良さならではだと思いますよ、やっぱり。

要:スタッフもメンバーも、何か面白い事をやろうっていうのはね、いつも自分達の中で考えてる。
そんな有り得ないようなデカいこと、今日もステージで言ってたけど、僕らのバンドはスモールチャレンジが好きなんですよ。
采:(笑)スモールチャレンジ!?
要:やっぱりね、デカい事やらかそうなんていうのはね、なかなか上手くいかないっていうかね。
これはあのう、宝くじには当んないけど、昨日旅の途中で寄ったコンビニで、くじ引いていいんですけど、そこで僕コーヒーひと缶当てましたからねぇ(笑)。そんな事たまにある訳ですよ。
采:そんなくじが、今まだあるんですか?
要: 711円以上買うとね、くじひかしてくれて、僕缶コ−ヒ−飲まないんで、バスの運転手さんに差し上げたんですけど、すっごい喜んでくれましたからね。
僕は「要らない」って言ったんですけど、「持ってって下さい」って店の人に言われたんで、しょう〜がないなって思って、しょう〜がないってバスの運転手さんにあげたんですけど…こんな有り難いことはないですね。
もうねえ、ほんとアレですよ、唄うわらしべ長者ですよ、(采:うははっ!笑)ほんっとに。

♪Find My Way

采:福岡には曲を書いて下さったそうで
要:えっへへへへ(笑)
采:南風の吹く丘で、、どうですか、悔しいです!鹿児島のファンとしては。

要:僕が最初に言われたのは、これは九州全域の唄です、って言われたんですよ。で、僕もそんなつもりでいたんですけど、何か意外とみんな『あれ?福岡だけなのかい?』みたいなところがあってね。大体その「南風吹く丘で」ってフクオカっていうタイトルを入れるべきだって言ったのは、柿沼なんですよ。(柿沼:うっは/笑)(一同笑)
采:柿沼さん!?
要:当時ね「鳥取砂丘」が流行ってたんですけど、「鳥取砂丘」みたいな曲にしなきゃ、ダ〜メだよぉ」って言うんですよ。俺としては、もっとどこの街でもね同じように聴いてもらえるようなやつにしようと
「フクオカってタイトル入れないでどうすんだよ!?」って言ったんで、僕はですね、(柿沼さん、笑)イヤイヤですよ。

柿沼さん:な〜にが!イヤイヤ!・・(笑)

柿沼さん:言ったことは言ったんですけど、決めたのはリーダーですからね。
采:リーダー!(笑)。

要:人知れず、判らないようにね。匂わせてる感じで。
これはあれですよ、また鹿児島でっていうので創るんだったら、それなりに捻って、うまいこと、、ただね、これね、だからってね創ってね、売れる訳じゃないからね。僕らとしては売ることがまず先にあって
意外と福岡ってのはまあまあそれなりに結果でたかな?って。もし結果だす自信があるんだったらいくらでも依頼受けますから、僕達は!っは・ははははは…(小悪魔のように意地悪っぽく笑う要さんでした sonoo)
采:人口的にもなあ!ウ〜ン・・難しい・・
要:この街でヒットするだけでいいんですよ。
采:ヒットさせますよ、それは。
要:なかなかいいのが出ないんで、なんなら、もう在る曲でこれから後付けですけど、これは鹿児島の曲です、って持ってきましょうか?っはははははは…(再び悪魔笑い)

采:今日もコンサートで随分無理矢理おっしゃってましたけど、あの例えば志賀島っていうのを、知林ヶ島(ちりんがしま)っていうふうに変えると
(▲全国ロケ地ガイドさま参照。豊川悦司さん主演のTBSドラマ「青い鳥」で登場した島で指宿にあります。干潮時には砂州ができ歩いて渡れます。ちなみに私は、満潮で波に洗われて消えてしまうので、帰れなくなるのがこわいビビりんぼうで渡ったことはありません sonoo)

要:あ、今日僕ね、桜島って唄おうとしたんですけど、媚び過ぎだなと。
(一同爆笑)
采:あそこで絶対何か鹿児島の地名が入るんじゃないかと思った。
要:あのあとからどんどん鹿児島、鹿児島って続いてくるんで、嫌味だなって思ったんですね。しかも桜島、おっしゃるところの「知林ヶ島!?」そういうマニアックな名前だったら、きっとみんな驚くかもしれないけど、な〜にが桜島だよ!みたいなね。
それこそどこの街でもね、外タレさんが「サンキュー!ジャパ〜ン」みたいなのと
(采:一緒だと?)そうそう。どこでも日本だろ?みたいなとこでねえ。

♪南風吹く丘で

要さん:僕らいつもね、この番組では唄を唄わせてね頂いてるんで今日はダニー・ボーイを…。植田さんにもね、またお会いしたいと思いますし、今日はありがとうございました。
♪ダニー・ボーイ(アカペラ生唄にて)

植田さん
という事で今回のスターダスト・レビュー、AQUAのこのツアー、本当にいつもね、終ったあと大変だと思うんですけどね、本当にインタビュー丁寧に答えて下さる。そしていつものようにね、毎年違う曲をこうやってアカペラで唄って下さるのが、本当!に嬉しいんですよ。
今回行けなかったのは残念なんですけどもね、またあの今回コンサートに行けなかったかたも沢山いらっしゃると思うんですけど、本当に素敵なライブバンドです。また次の機会に是非行って下さいね。え〜と、アンコールまで21曲ですかあ?すご〜く素晴らしいステージだったという事をね、采野アナウンサーに聴きましたけれども、このようにまた優しいメッセージを届けてくれました。スターダスト・レビューでした。

♪明日へ

INDEX