up date 04.11.30 以降その都度、加筆、修正

※御注意
▼AQUAツアー未参加のかたは思いっきりネタバレしてますので御注意ください。

STARDUST REVUE LIVE ENTERTAINMENT TOUR '04-'05 "AQUA"(日程)
AQUALIVE レポート'04
サポートメンバー/岡崎 昌幸 氏(guitar,keyboard,chorus…): 添田 啓二 氏(keyboard,chorus)※名前に各関連サイトリンク
2004年11月23日(火・祝) 鹿児島市民文化ホール(第一)
開場16:30 開演17:00
セットリスト/収録アルバムほか ・・ライブチケット→ チケットAQUA
17:05
M01 Find My Way / シングル,AQUA
M02 メビウスの瞳 / シングル,SUPER DONUTS  ほか
M03 RUNNING / Ladies & Gentlemen
M04 木蘭の涙 / シングル,SOLA,LOVESONGS  ほか
M05 ワイン恋物語 / シングル,Moody Blues ほか ◆今月(11月)の歌 月替わり
M06 流星物語 / RENDEZ-VOUS ◆今月(11月)の歌 月替わり
M07 南風吹く丘で / AQUA,シングル
M08 本日のスープ / シングル,AQUA
M09 明日へ / AQUA
M10 蛍 / AQUA
M11 Thank You / THANK YOU
M12 何やってんだろう / シングル,Goodtimes & Badtimes
M13 もう一度ハーバーライト / シングル,SUPER DONUTS,STARS
M14 もう一度抱きしめて / シングル,SOLA ◆LOVE SONGS特集:日替わり
M15 君のすべてが悲しい / シングル,ONE & MILLIONS ◆LOVE SONGS特集:日替わり
M16 AVERAGE YELLOW BAND / AQUA
M17 BABY, とりあえずもっと / Ladies & Gentlemen ほか
M18 Keep On Rollin' / 艶 ほか
M19 と・つ・ぜ・んFall In Love / THANK YOU ほか
アンコール
M01: もっとそばに来て / 艶 ◆日替わり
M02: オルフェウスの愛 / AQUA

*レポート:苑生

04.11.23桜島<<--ホール裏側から撮影した桜島。手前は錦江湾。
快晴の鹿児島。今までどちらかというと曇り空とか小雨とかそんな日が多く、桜島が煙って見えなかったり雲の冠を被っていたりと天気によって見え方が左右されるのだけど、本日は汗ばむほどの秋晴れ。桜島がクッキリと全貌を表している。
「小春日和というのは、春の温かい日のことを言うのではありません」というのは某通販のCMだけど(笑)、まさに今日はそんな小春日和。


会場に入るとBGMに洋楽が流れているが、分かったのは1曲のみ。
「PICK UP THE PIECES」by AVERAGE WHITE BAND
これは「要のある音楽」で最近オンエアされたインストゥルメンタルの曲だったので、かろうじて。でも全体に同じ雰囲気の漂う'70年代ぐらいな?曲が流れていた気がする。
開演前、大塚製薬の方だったと思うが(後で帰りに出口にいらしたので)「リハーサル観たけど、すごい良かったよ」と言っているのが聴こえて『おおっ?』と嬉しくなった私。
緞帳が上がった状態で、楽器が中央にギュッと集まってセットされ、後ろには弧を描いて白い布が吊るしてある。全体に真ん中によっているので、ライブが始まると私の席からは岡崎さんと添田さんが殆ど見えない状態だったのだ。


5分押したところで、客電が落ち歓声のなかSEが流れる。奥の白いバックスクリーンには地球が映し出され、次々に風景が変わっていく。
グランドキャニオン?のようだったり、青空だったり、海もあったっけ?。
実は、つい先日行った某ライブのステージで、やはり同じ奥のスクリーンに、最初小さい点みたいな丸が、グングンズームしていくにつれ、それは火星?のようなでかい星となり、さらに迫ってきてついには星の穴から中に侵入。そこには海や風景が映し出されたのである。そういう映像を観たばかりだったので、ちょっとしたデ・ジャ・ブーだった。

薄暗い中、メンバーがステージ下手から登場。要さんは出てきていつものように片脚を頭近くまで高く上げている。それぞれが楽器の定位置につくと、迫力ある分厚いアカペラコーラスで始まったのは
♪Find My Way
『うお〜っ』一言でいうとこれ。圧倒されてしまう。すごい男っぽくて生のコーラスは迫力だ。
(でも同時に微妙にズレる声が聴こえたような?)
前5列目くらいまでは座ってそれ以降は立ち上がっている客席。
 ところでこのアカペラコーラス、イントロとアウトロで唄われるのだが、アウトロの方がさらに迫力ある気がしません?それは曲が転調してるのでさらに高いコーラスになってるせいなのか?だからどうした?って言わんでね。発見したときはすごい嬉しかったんだから(笑)。
お次は♪メビウスの瞳
イントロで総立ちになる。
なかなか聴けなかった曲で好きなだけに嬉しい。照明がぐるぐる回っていた感じだけど、う〜ん?ちょっとイメージと違ったかなあ(すんません)。
初めて耳にした時、大人っぽいというか斬新だった記憶がある。”メビウスの輪、帯”ともいうけど、そこからきた曲?なんて勝手にずっと思い込んでいたのだけど、特に説明はなかった。
オリジナルとほぼ同じだったと思うが、音が下降する時にCDとは違う効果音のような♪フャンフャンフャンみたいな??不思議な音が気になった。

♪RUNNING
この曲を聴くと前向きにいかないと、と背中を押してくれるような力強さを感じる。これも好きだなあ。

3曲続けて演奏し「ようこそいらっしゃいました〜1年5ヶ月ぶり。昨年は6月に来たような気がします…」と軽く挨拶する要さん。
あれ?帰ってきたぞ〜〜!じゃあないのね。

♪木蘭の涙
添田さんのピアノソロから入り、オリジナルバージョンに近い演奏だったように思う。照明は確かHeavenツアーでも見かけた扇風機のようなものが天井付近を照らす。
数年前の公演後に「”木蘭の涙”が入ってるCDを下さい」というお客さんに、売り子さんは「LOVE SONGS」を薦めていたのを思い出した。こういうふうな積み重ねで「LOVE SONGS」が売れていったのだろうなあ。

(MC)
今回のテーマは凝縮。短縮ではない。
ライブ後にアンケートを書いてもらうが、良かったという感想に混ざって『こんなに長いとは思わなかった』なんていうのがあった。
それで今回はテーマが凝縮。短縮ではなく凝縮。昔の洗剤は、ニュービーズとかアタックとか金銀パールプレゼントとか、大きな箱でコップ3杯だったのが、今じゃカップ1杯で驚く白さ!(なるほど〜。ハミング3分の1みたいに濃縮かあ)
MCも今回早口だそうで、体脂肪率を測る体脂肪計ならぬ体MC率計、日本でもコンサート業界で1台しかない機械だそうだが、それを今回設置したと。
(関係ないけど、思い付いたこと。この時期タイムリーだったのが、写真集を出したヨン様、このために体脂肪率3%までに肉体改造したそうな。私もたまに乗って脂肪率を測ってみるが、日によってだいぶ変わるのだが20%〜30%台である。こんな情報は必要ないさね:笑)
見るとステージ左に、温度計を馬鹿でかくしたような板?に豆電球が縦に並んでいる。
早速26%(ぐらい)を示している。100分に対して26分MCという事だそうで、30%だと「さだまさし」さん。40%台なら「松山千春」さん。50%超えると「やしきたかじん」さん、らしい。やしきたかじんさんてライブでもそんなにMC率が多い方なんだろうか?さださんと千春さんは経験済みなので、相づちを打てるのだけど。

◆ 今月(11月)の歌:月替わり(2曲)

「AQUAのツアーは10月から4月まで続く。10、11、12、13…」(笑)黙って聞いているとしれっと言ってる。
月に動じた曲を、という企画。
「なぜこの曲かというのは詮索しないように」と言ってたけどもしかしたら?という法則がある気がしている。
月が変われば確信に変わるか?それとも外れるか?きっと予想してる人もいる筈。
とりあえず「ボージョレ・ヌーボーの解禁日が18日」だから
♪ワイン恋物語
もう1曲は物語り繋がり、アルバムからの隠れた名曲との事で
♪流星物語
タイトルが発表されたとき、拍手が沸き起こるが「あちこちで温度差が生じている」と言われる。
「今月しか聴けないんだから、へえ〜なんて言わずに有り難く聴くように」と、さとす要さん。もちろん心して聴きます。
 他の曲でもタイトル発表したあと、拍手待ちで様子をみる感じがあるが、また「温度差が」出た拍手。もう一度タイトルを発表すると今回はドッときたものの、「今日のお客さん、大丈夫ですか?」なんてこと言われる始末。
ありゃりゃりゃ、、昨年は、この街は拍手が上手い、と誉められたのに1年で客がそんな違うものか?それともお気に入り曲が違いすぎるのか?とかなり微妙な雰囲気に戸惑いは隠せない。
がしかし、イントロが始まると総立ちだ。
歌詩のサビ部分、♪I で、人指し指を立てて振りかざす(Take You To…〜とづつく)振り付けも健在。
要さんが歌詩に合わせて手を振ったりしていたのが、真似したくなるほどキュートだ。

★ AQUA タイム

(地元FMでDJさんが某金融会社のCMに出てくるアヒルの真似で「アクゥア」と言ったために、私はどうもそういう言い方で読んでしまいそうになる。壺に入ったかも?)
ーAQUAというアルバムに込められた念いについての説明が一通り続く。
ジャケットは中田島砂丘で撮影したもので、すごいのはジャケットの端から端までが、ぎりぎり砂漠、というところが笑えた。

♪ 南風吹く丘で
福岡の「ミュージックシティ天神」というイベントで創った曲。疾走感がありドライブ音楽に最適。
指宿(いぶすき)スカイラインを走って千貫平(せんがんびら:※眺めのいい自然公園)あたりで聴くと気持ちいい、とか。これを聴いて走ったら燃費が12%向上したとか、新車のように蘇ったとか。あと胸にペンダントのように付けてたら恋人ができた!?とか。
これはちょっと無理があったようで「失礼しました」とさっさと切っていた。
イントロの時点で、立ち上がりたくなる衝動にかられたが、誰も立ってなくて座ったままノッていた。確かにドライブミュージックというだけに、車のシートに座っているような感覚で、音楽が景色となって流れていく感じが、これはこれで雰囲気だったかも。

♪ 本日のスープ
唄前の曲紹介では、BGMに添田さんのピアノで「本日のスープ」が演奏される。
北海道の大スター、大泉洋さんとのデュエット曲。
実はこれは鹿児島の唄なので、他では言っちゃダメ!と釘をさされる。
「♪オーディアエー、オーウィアエー〜〜」この歌詩の意味を色々訊かれたが、これは古代メソポタミアのヘブライ語とかなんとか?で
「人生は素晴らしい。鹿児島に生まれて嬉しい」という意味なんだとか!?なので鹿児島の唄だと言いはるが、客席からは『嘘ばっか!』と言わんばかりの軽い失笑。
この部分をみんなでアカペラ。(大きな声では言えないが、思いっきり音を外した歌声がひときわ響き渡っていて、参った。勘弁してくれ〜)

<スモールチャレンジのコーナー :2曲>

■「アレレのレ」というアマチュア時代のバンド名の頃は「おっとり しんのしん」と呼ばれていた彼がまるで研ぎすまされたジャックナイフのように唄うという紹介で、柿沼さんボーカルで唄う
♪明日へ
柿沼さんがナイフを投げるフリをし(♪シャーン?:効果音つき)、要さんが手でピタッと受け止め、ペシッと投げ捨てるような仕種。こんな所で(笑)芸が細かい。
要さんから「ジャックナイフ柿沼」というより「バターナイフ柿沼」だと言われ、それ以降も「バターナイフ柿沼」と紹介され続けていた。
柿沼さんのメインボーカルだが、こういう感じで唄われるのも珍しい。これまで唄われてきた曲は、キャラに合わせたような、ほんわかした雰囲気だったから。

■昔、要さんが鹿児島にいた頃、MBC(放送局)の裏に住んでいて定年退職して自暴自棄になり、裏の甲突川のほとりを歩いていた。(地元ネタに客も大喜び。) 『俺ってちっちゃいな』(すかさず「「身長じゃないよ」が入る)と思っていた時、蛍が飛んでいたのを見て、自分にも何かできるかも?とそれがきっかけで音楽を始めたのだという(なんで定年退職なんだろう??)
 余談ですが、昨年長渕剛さんがここでゲリラライブをやって4,500人が対岸に集まり、唄った事は地元&ファンの間では有名!?

♪ 蛍
要さんのギターが新調されたと聞いていたが、黒に中が金のエレキギターは玄人っぽい(あ、元々玄人だ)。
出だしの歪んだ音が、やけにかっこいいのはこのギターのせいだろうか?(※HARRY'S/dragonflyguitarさん。黒に中(ピック・ガード!?)がシルバーと金と2種類創られたようです!?)
CDで聴いたときは、濃い目で重い感じの曲だと思ったが、ライブで聴くと渋いしかっこいい。先程の曲もだったが、要さんはギタリストなんだと改めて思わされる。
ギターの音色と弾く姿もとにかくカッコ良かったのだけど、ビシッと曲が終ると『よっしゃ、きまったぜ!』という感じで、低い位置で拳を握り、控えめにガッツポーズも決めていた。

 この2曲は、ドラムもかっこよかったし他のメンバーも皆、より真剣な表情で演奏していた気がする。バンドなんだなあ、とまたまた改めて思わされる。

<アコースティックコーナー&メンバ−紹介>

メンバーがステージ前に出てきてメンバー紹介。衣裳は全員白。AQUAの歌詞カードを参照。
ちょっと違ったのはVOHさんと添田さんのパンツが入れ変わったくらいかな?
VOHさんはタンクトップに普通のパンツ。要さん曰く「裸の大将みたいだ」だと。添田さんについては、裾広がりのパンツで注目をあびていて、「浮いてない?」と言われていた。
要さんのシャツは、はだけすぎ(笑)なくらい胸元が開き、ペンダントが際立っている。女性なら、もう胸が丸見えだ(笑)。

メンバ−紹介の間に、後ろでは椅子と楽器がセッティング。
左からVOH林さん、寺田さん、要さん、岡崎さん、柿沼さん、添田さん、と腰掛けている。
6人揃って白い衣裳だと男子六楽坊のようだと。ついでにバンド名も変えてしまおうと、今日のバンマスは〜と指名されたのは寺田さん。バンド名も「寺田正美とチョッチュネ」と発表される。
が、その後しばし沈黙が流れ
要さん:(寺田さんに向かって)喋んないと、何か。
寺田さん:バンマスってそういう事ですか!?。(20公演目にしては、新鮮?な"間"ではないか?)

VOHさんは後で書くとして、寺田さんがスネアドラム、柿沼さんはベース(確か??)、要さんはアコギ、岡崎さんもアコギ、添田さんはアコーディオン。
全員座ったままで
♪Thank You(+大コーラス大会)
まずはメンバーでコーラスたっぷりに演奏。
「♪合図はちょっと気取って3回」の歌詩ではスナッピングを3回したり、手拍子で3連拍したりする人もいて座りながらだけど、楽しめるものだ。
途中添田さんのアコーディオン ソロが入るのだが、そこで何ともにこやかな光景が見られた。岡崎さんと柿沼さん二人が、アコーディオンを奏でる添田さんの方に、身体ごと向き直して演奏していて、満面ニッコニコのえびす顔だったのよ。
続けて会場を二つに分けての、大アカペラ(演奏ありなので、正確にはコーラス)大会。
センターから左右で分け、「♪Sing a song〜」を右側が、3度か5度?差くらいの高音でハーモニー。オクターブ低く唄ったりの練習もあった。上手くいったところで、鹿児島でしかできない唄をと、替えた歌詞は「♪しろ〜くま〜」(笑)。
ラストは「♪愛してるぜ 鹿児島!」アカペラで「We say thank you〜かごしま〜」
と締めくくってくれた。
「白熊、になった途端、気取りも無くなりすごかった」そうだが、全体のコーラスが良かったのか凄かったのか?周りの声がデカすぎて、よく分からなかったのだ。
白熊」でなく「きびなご」にしようか?迷ったらしい。(きびなご料理は『ちょっ蔵呑んダレ亭ィ』さんの「酔って味たい」を参照)

ここで、柿沼さんもベース(多分?)からアコースティックギターに、岡崎さんがアコースティックギターからマンドリンに変わった、と思う(自信なし)。
 珍しい楽器だから・・とまずはVOHさんの座っている木箱から紹介。
要さんに「椅子与えられなかったの?」とふられて、VOHさん「楽器!」だと主張。
VOHさん】カホン。「南米ペルーの楽器でカホン」と説明するVOHさん。「あほう」だとか、それは「家宝」だとか、要さんとのショートコントが交わされる。
要さんの「お婆ちゃんの宝箱みたいだ。その箱の中にお婆ちゃんが大事なものや、入れ歯とか貯金通帳とか入ってそうな」というのには大笑い。
叩いて音が出ると、まんま箱を叩いたような音が出るか?と思いきや!これが何というか色を持ったような含みのある音。
「さっきの曲で使えばよかったのに」と要さん。
「使ってたよ!すごい苦しい体勢で叩いてたじゃん」
「探し物をしてるのかと思った」
本当にVOHさん、かなり前かがみの状態で叩く体勢が、ちょっと苦しそうだった。
(深夜の音楽番組でこのカホンを取り上げていて、とくに関西のストリートミュージシャンの間で流行りだと紹介していた。確か高槻市でカホンを創ってアフターケアまでしている人が出ていたっけ)

寺田さん】スネアドラム。スティックとブラシの中間のような2本の棒は、ブラスティックというそうだ。
要さん「ヌーブラみたいだね」って(笑:そんな強引な)。

柿沼さん】ふんだんに貝があしらってあるアコースティックギター
要さんにギターにFUMIKOと入れてあると言われ
柿沼さん「FUMIKO・・って誰?」
(結局何か繋がりがあったんだろうか?)

岡崎さん】マンドリン。少しだけ演奏してみせてくれる。
要さん「音色を聴くと、パブロフの犬のように寺田さんがニンマリする」というと本当に、にま〜っとする寺田さん。

添田さん】シルバーに輝く小ぶりなアコーディオン。
要さん「フルート!」と大ぼけ(笑)。
今ツアーの為に新調したそうで、でもまだ元がとれてないそうだ。

♪何やってんだろう
この曲ではリズム隊のVOHさんと寺田さんの演奏なしで、弦とアコーディオンのみ。
コーラスとのマッチも良くて、ほのぼの気分にさせて貰った。「♪チュチュチュチュ」というコーラスが印象的。
私も自分につっこむとき、よくこのサビが出てしまう時がある。

次は添田さんのピアノと要さんの唄でというんで、ピアノへ向かう後ろ姿の添田さんに「飛んでいかないの?」と声をかける要さん。と、後ろ向きのまま片足を後ろにあげてピョンと飛んでみせてくれた。ひょうきんなお方だ。
♪もう一度ハーバーライト
ピアノ伴奏で、要さんはマイク一本で、右へ、左へゆっくり歩きながら唄いあげる声が、よく響き渡る。これも大好きな曲だ。
アルバム「STARS」バージョンでと言ってたけど、弦が入らないピアノだけでのアコースティックバージョン。
 
 

◆ LOVE SONGS 特集(日替わり2曲選曲)

(MC)
家でテレビをつけていると、「J-POPセレクション」なんていう'80年代ぐらいの組アルバムの通販をやってる。安全地帯とかCCBとかすごく売れた人達と一緒に自分達の曲が入っている。が!一度も!久米さんにも黒柳さんにもお会いしたことはなかった。こういうとこに入ってると、知らない人はスタレビは昔売れたんだと思われるのが嫌だ。
言っちゃあなんだが、昔っからうちはこういう感じだ。聴いてもらえればいいじゃないかと言う人もいるだろうが、ノンノンノン!(会場:笑)スターダスト・レビューは、まだこれからのバンドだと思っている。(会場拍手:なんだかその理由に納得?してしまった)

スタッフから言われたそうだが、「LOVE SONGS」(バラードベスト アルバム)は、10年間で50万枚売れたのだと。でも10年で売れても何も話題にならない。なぜ一年目で売れないのか?
「もう買わなくて結構です、その気があるなら『AQUA』を」と、ニューアルバムにかける商魂たくましい。というかそれだけ自信作なのだろう。
♪もう一度抱きしめて
この曲は発売当時やけにハマったのだけど、ラジオにリクエストしたらかけて貰えたものの、バラードというのが「スタレビのライブイメージと違う感じ」と言われた覚えがある。そういえば最初はバラード系の方がどっちかというと好んでいたけど、今はそうでもない。

次の曲は「発売当時、物議をかもし出した」というんで『え?』と思っていると
全人格を否定した「君のすべてがおかしい」(会場大爆笑)
アルバム『NO BALLADS』のおまけMCDのタイトルで「どうした」(元唄:どうして)というのがあったけど、あれくらいの面白衝(笑)撃だ。どっちがどっちか紛らわしい。
♪君のすべてが悲しい
照明がライブハウスみたいな?感じで、結構好きだった。
 
 

■俳句(川柳)コーナー

「AVERAGE YELLOW BAND」という曲にはことわざを捻って歌詞にした。
詩をメンバーから募集するのに、ことわざを捻ってと言ったところ普通に「猿も木から落ちる」とか書いて送ってきた。
ことわざを知りたい訳じゃない!とダメ出しすると「3人寄れば文句の嵐」だとかいうのばかりで、こりゃだめだ〜と思ったそうだ。で、その罰ゲームというのがこの俳句コーナーという訳。

俳句を詠む当番は本日は要さん
ちゃんと文房具屋さんで買ってきたという短冊の色紙と筆ペンを手にするが、なかなか筆が進まない。マイクの前で筆と短冊持ったまま、フリーズしている。柿沼さんが「本気でここで考えてますね」とか「苦しんでます」などと実況中継してみたりするが、一向に筆が動く気配がない。寺田さんに「何か繋いで」と要さんが要求するものの、言葉に詰まって出ない。
「う・・、あ・」。さらに「何も喋ってないのにMC率計が・・」とぼやいた寺田さんの視線の先には、電飾が30%あたりまで示していた。すかさず要さん「松山千春です」
見兼ねた客席からも「寺田さん、何か喋って」と声が飛ぶ。すると
「こんばんは。寺田正美です」。大拍手で、和やかなムードに包まれた。
要さんときたら「唄いながら俳句を考えていたので、歌詩も間違った」と自分から白状してしまった。
 かなり考えて出来た句。季語はないが、お国絡みを交えるので、俳句というか川柳だと思うが。

「この街は 何といっても 西郷さん(最高さ)」/ 詠み人:要さん
(前の席に居た方に、あとで訊いたら「西郷さん」と書かれてあったそうです。)

▲(勝手ながら、せっかくなので返句をば・・・)
「草の根の ライブ最高(西郷) 敬天愛人(字あまり)」/ 詠み人:苑生m(_ _)m

 書いた短冊を持って後ろにいき、機材の上に赤いミニ鳥居を立て「奉納」。みんなで二拍手していざ曲へ。

♪ AVERAGE YELLOW BAND
やっとスタンディングだ〜(笑)。結構長く座っていたんで待ってましたとばかりに皆弾ける。

♪ BABY, とりあえずもっと
要さんのレギュラーラジオ番組「要のある音楽」の冒頭で、この曲のインストゥルメンタルが起用されているのは、番組が流れている地域ではきっと言わずもがな、だけど書いてみた。VOHさんのサックスはこの曲から入っていたような??

♪ Keep On Rollin'
VOHさんのサックス、炸裂。ラスト近くでは、こぶしガンガンで盛り上がる。

♪ と・つ・ぜ・んFall In Love
これはもう大好きなノリノリナンバー。「飛ぶぞ〜 1、2、3」のかけ声のあと一斉にみなジャンプ!途中の両手をあげて左右に振るワイパーみたいな振りもあり。
この曲のときだったか?その前だったか?曖昧だけど、前に出てきて演奏していた柿沼さん。ふと気付くと何気にその位置でくるんとターンなんてしてた。VOHさんは前に出てきてシェケレを手に踊っている。
会場とのコール&レスポンスというか、掛け合いの山びこコーラス?スキャットというんだっけか?とにかくそんなWow Wowとかイエィイエィとかダバダデイダ?みたいな、段々高度になっていく訳分からないままの言葉をやりとりして、会場の熱気も最高潮。

アンコール

♪もっとそばに来て
(半拍間)タタ:2拍 (ンタ:) タン:1拍 分かりづらいけど、この手拍子が起る。
間奏で、この曲には付き物の感がある、お馴染みのステップが再現!
右端と左端に二人ずつ別れ、ステージ端からステップ踏みながら中央に集まるパターン。
左端から要さんとVOHさん。右端からは柿沼さんと岡崎さん。この時は特に岡崎さんの笑顔がすごい印象的で楽しそうで、
ついこちらまで幸せ気分が伝染る。中央でランデブーすると慌てて所定位置まで猛ダッシュで戻る姿が面白い。客席も大合唱だ。
「♪熱いキッスで」という歌詞では両手で『ン〜〜バッ!』てな感じで、会場にディープな投げキッスをする要さん。ブラペも聴きたかったけど、やっぱりこの曲聴けて良かった。

「今日のお客さん、すごいよ。残る49公演に連れて周りたいよ。そのかわり実費で」(会場:爆笑)
「すごいコーラスを聴かせてくれたので、唄ってくれたあなたに!アミノバリューをプレゼント」。
すると後ろで添田さんが早速飲んでみせる。美味しそう。
ここで、咄嗟に閃いたらしい要さん
「"きびなご"む(君なごむ) AQUAのあとの アミノバリュー」と詠んでいた。
思わず、アミノバリューのペットボトルに載せたいような一句だと思った。
パラパラな拍手だったのは、「む」がちょっと聴こえづらかったのだ。
 そんな訳で「一番受けてたから」とアミノバリューを貰っていた、前のお客さんは、羨望の拍手を浴びていた。いいなあ〜。
「アミノバリューの皆さんに拍手」と言うので『ん?』と思っていたら、すぐ「大塚製薬です」と言い直していた。
「最近悩みがある・・お客が減ってきた。不況の波には勝てない。お友達3人連れてと言ってきたが、次は親兄弟親戚
連れてきて下さい!」
大爆笑に包まれるが、最近は県文化センター(キャパが文化ホールより小さめ、87年頃88年頃?まではスタレビもそこでやってた)でライブやる人も多くなったり、
チケットプレゼントなどもかなり多くなっていて、ライブ自体に客脚が遠のいている雰囲気は否めず少しやるせない。
 それからおれおれ詐欺の話になる。なんでもスタッフの方がおれおれ詐欺未遂に遭われたそうで、最近は名前で言うらしい。
そこから「レオレオ詐欺」という話にまで飛び、「もしもし森本レオです」というのがそうらしいのだが(笑)。

この話は毎年出るが、灰神楽というライブハウスから始まり文化センターでやったり、鹿屋、枕崎、
あと国分のソニー工場、野外もやった。出水もあった。鹿屋派と枕崎派と派閥分けのプチ拍手バトルになる。

「今日は幸せすぎて、どうしよう?」と嬉しそうな要さんに、客席から「かわいい」と声がかかる。
「20年以上もこの街に来続けていて、今さら言うのもなんだけど、これからもスターダスト・レビューをお願いします」
と言ってメンバー全員深く腰を折り曲げ長いお辞儀をしていた。今回はこの深いお辞儀がとても長いのが印象深い。平身低頭だ。
こちらこそ、このホールにずっと来続けて下さいと心で返事し、会場は長い拍手で応えていた。

♪オルフェウスの愛
自分の大好きな人が亡くなってしまう、という設定で創った曲だが元々は星の神話からきているという説明があり、しっとりと唄われた。とてもジンとくる事を言っていたのだけど、力不足になりそうなので割愛。実際に聴いた方が伝わるはずだし。
背景には、青や黄色などの満天の星が灯る。ラストの呪文のようなコーラス部分あたりから、星空の沢山の電飾が一斉にゆらゆら揺れている。本当に星がさんざめいているようで綺麗。幻想的で、ラストだと思うと余計に迫ってくるものがあり、放心状態だ。

またこの場所にきっと帰ってくる事を力強く約束してくれ、
「これで明日からまた元気にやれそうな気がします」というような事を言っていて切なさと共に嬉しかった。
いつものようにメンバ−全員前に出てきて肩を組み、本日ラストの深い深いお辞儀。
「気をつけて帰って下さい」と、最後にサングラスを外して見せる要さんだった。

終ったのに帰りたくなくて、今回はとりわけ、そういう想いになってしまった。
(なんでだろ?何か要さんのテンションがいつもと少〜し違ってみえた。MCも今イチ勢いがなかったような。
というか肩の力が抜けた感じでラフというべきか?。イエMCの量はやっぱりすごいんですが、いつもより元気がなかったみたいだと言ってた人もいたので、私だけじゃなかったのかも?。そういうコンセプトというのは有りかな?)
約3時間のステージ。それでも長いはずなのに、あまりに短く感じた。

終演後、かかっていた音楽はまたまた洋楽。唄いあげるバラード調の曲だった・・かな?
出口では冷たいアミノバリューが配られ、早速飲んでいる人もいて汗ばんだ身体にはちょうど良かった。



感想

昨年の感じとはまたちょっと客層が違うような雰囲気を始まってから感じました。
年配の男性の方が前の方にいらしたり、ファンクラブでチケットを取ってもあまり前になった事がないのだけど、かなりあちこち分散されていたのかな?と思ったり。
途中少し椅子を温めすぎた気もしたり、あと色々気になる事があって雑念がつきまとったのがすごく残念だけど、でも徐々に盛り上がり、ノリノリナンバーにいく頃は、いつものごとく熱いライブと化してました。
今回は、コーラスが曲の頭にフィーチャーされていたり、演奏しながらコーラスもバッチリ入っていたりと、AQUAのCDそのままライブに持ってきたような厚みのある、本当に凝縮されたライブでした。
比較してるつもりはないけど、先日行った女性アーティストの某ライブではステージの創りも照明も、ちょっと悔しいけどすごく良かったんです。ただバックコーラスで思いっきり、居るはずのない大勢の女性の声が流れた時には『テープかいっ!』って思ったけど、スタレビは皆演奏しながらコーラスもやってるから、凄い事だなと思わされます。
 最後に私も川柳で締めてみたいと思います。

■木の葉髪 ライブ終れば 後ろ髪
■待ちかねて 七夕のごと 夢のあとさき
■灰汁は(AQUA)取れ 救えば人も 旨み増す
・・・笑いが入れられず失礼しました。俳句を詠むのは難しいですね。ツアーが終る頃にはきっとメンバー名誉俳人です。
おまけ★VOHさんの左腕にはこんな模様(だったと思う)が!
さらにおまけ★★(後日談):2005年、明けて親戚の家を訪問した折に、MCにも登場したニュービーズのでっかい大箱洗剤の空箱を発見!旧家だけによくぞ残ってました。何と、ごみ箱の代わりでスーパーの袋が備え付けてありました。写真に撮りたかったけど、カメラが無くて残念。ついつい反応してしまったので、次に行く時には普通のゴミ箱に変わっていそうな気配が…(汗)

長いレポートになってしまいました。また無駄に長くなってしまった感がありますが、間違いその他あれば下のフォームから、教えて頂ければ嬉しいです。最後まで読んで下さって感謝します。どうもありがとう。

※間違いや感想などありましたらメールフォーム、また短いものはこちらからどうぞ
でも本当に「一言」と書いて送信するのはおやめ下さいね(笑)。受けたけど。
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