up date 04.2.3 加筆修正 04.2.4(この色で表記)
'03  STARDUST REVUE LIVE ENTERTAINMENT TOUR "Heaven"
Heaven

サポートメンバー岡崎 昌幸 氏(guitar,keyboard,chorus…): 添田 啓二 氏(keyboard,chorus)※名前に各関連サイトリンク
2004年1月18日(日) 名護市民会館(沖縄) 62公演目
開場:17:30/ 開演:18:00

<主催>沖縄テレビ/FM沖縄
<企画制作>ラプソディ/ランデブー
<協賛>POCARI SWEAT

*レポート:みかんさん(ありがとうございます)

セットリスト/収録アルバムほか
プロローグ:Heaven(Acappella/SE)
M01: Single Night /シングルほか
M02: Step by step /シングル、Heaven
M03: Get Up My Soul /シングル,Ladies & Gentlemenほか 
M04: クレイジー・ラブ /シングルほか
M05: One Night Rose /RENDEZ-VOUSほか
M06: Joanna /シングル、Heaven
M07: ルイジアナムーンが輝けば /Heaven
M08: My Pride, your pride/シングル、Heaven
M09: Stairway To Heaven (Led Zeppelin) 
   ◆日替わり(Heavenなカヴァー曲)
M10: Let's call it“LOVE” /楽団 
      ◆日替わり(打ち込み曲、カラオケでコーラス)
M11: Stay My Blue 〜君が恋しくて〜 /シングル,RENDEZ-VOUSほか
      ◆日替わり
M12: トワイライト・アヴェニュー(Acappella)/SUPER DONUTSほか
M13: 夕暮れのスケッチ /シングルC/W,TO YOU〜夢伝説
   ◆日替わり(隠れてしまった名曲シングル編)
M14: 木蘭の涙 /シングル,ほか
      ◆日替わり(隠れてしまった名曲シングル編)
M15: デェラ・シエラ・ム
M16: 夢伝説 /シングル,TO YOU〜夢伝説ほか
M17: Smiling Face /FACE TO FACE
M18: NO! NO! Lucky Lady /Goodtimes & Badtimes
M19: 電光石火で引き分け主義 /Heaven
M20: Northern Lights -輝く君に- /シングル,In The Sun ,In The Shade
M21: Heaven /Heaven

 アンコール
M01: Beat に愛を込めて /Ladies & Gentlemen,NOBALLADS 
M02: Goin' Back To 1981〜途中で「東京(沖縄)ブギウギ」〜Goin' Back To 1981
   /Brightest!,FACE TO FACE  
M03: 今夜だけきっと シングル,VOICEほか


セミファイナルから一夜明けて。
脳もまだ興奮状態から醒めてないようで寝不足にも関わらず
予定時間に目が覚める。顔は…ぼーーーっ(笑)
隣の部屋の友人からモーニングコール^^「おっはよっ♪」と
可愛い声を出そうと思うが全く声が出ない…
小田さ〜〜〜んコールで潰してしまったようである。
要さんは一晩で25〜6曲も歌うし、しゃべり倒すのに
今夜もまた歌うんだよね、改めてプロって凄いなーと妙な比較をする。

まずは、ホテル前でまったりモードで観光客を待ち受けていた(笑)
タクシーに乗り込んで首里城へ。おっちゃんやたらと話し掛けてくる。
今日は何処へ行くのサー(放っておいてよっ)
おっちゃんなら一日2万円で回ってあげるサー(高けーよっ)
レンタカー借りちゃったのかー(これが最善策だよっ)
目的地まで間乗車時間10分。互いの攻防は続いたのであった。

世界遺産に指定されている首里城。奉神門の前で(確か?)観光バスのお姉さんの
解説を客に紛れ込んで聞き、しばしうんちくに耳を傾ける。へぇ〜〜^^;
急勾配の階段を登り、漆塗りの立派な正殿を目の前にした御庭からの
眺めは圧巻であった。南殿内で見た戦前の首里城の荒廃ぶりに胸を痛める。
第二次世界大戦で焼失し平成4年に復元されたそうである。
公園の一部はまだ工事をしているようでもあった。
1時間程の慌しい観光を済ませ、ホテルまで戻る。
戻りのタクシーのおっちゃんは落ち着いた人だった(笑)
ここ10年は10度以下になったことが無いとか、沖縄の桜は
赤みが強くソメイヨシノのようにハラハラと舞い落ちるのではなく
椿のようにボトッと落ちるので風情は無いとか。
本土では桜前線は「北上」だが、沖縄では北から南に「南下」するんだそうである。
温かい気候に思わず「帰るのが嫌になっちゃいますよ」とぼやいたら
「このまま沖縄にいたらいいサー。家に連絡だけして移住して
しまったらいいサー」穏やかに呟かれるとその気になってしまうサー(笑)
そんな話をしているうちに到着。さっきのタクシーの
おっちゃんまだお仲間たちとコーヒー飲んでだべっている(笑)
今日は一日暇なんだからサーとさっき言ってたのは本当なんやな〜(爆)

さて、ここからはナビ付きレンタカーで一路名護市へ!
道を間違え(^^;山沿いの道から名護へ入る(←ナビの意味は…追求しないでね)
お昼ご飯に沖縄そばを食べよう!と気合い入れていたが、
名護で有名なお店の前を通ると地元の人の行列が。あっさり諦める(^^;
行列が無ければただの廃墟にしか見えない(おぃ)店構えーー;
名護市民会館の前を通り(公共施設が連なっている?隣は芝生のある
公園が広がりのどかな景色)一昨年完成した「沖縄美ら海水族館」(おきなわ
ちゅらうみすいぞくかん)海洋博公園に到着。
入館券は事前に道の駅で購入(400円もお得なのだ)

館内の魚たちは流石、南海の生物らしく、赤青黄色と色とりどりの
鮮やな熱帯魚たち。ニモの人気にもあやかって?人だかりもできている。
巨大水槽には回遊魚のマグロ、カツオ(美味そう^^;)
やたらと人懐っこいエイ君たちや、口元が可愛いマンタ、
そしてジンベイザメが2匹、優雅にコバンザメを従えて泳いでいる〜
2人して一体どれくらいの時間黙ってこの水槽の前で魚たちを見ていただろう。。。
日頃時間ばかりを気にしている忙しい生活に追われている自分。
沖縄時間と呼ばれるアバウトさに癒され。生きるために必要最小限のことだけで
満足していないと大切な何かを忘れてしまうよ、と教えてくれているような
気がした。
夕方の4時過ぎまで水族館でゆっくりとしたひとときを過ごした。

ここから会館までは海沿いの道を行く。今日は快晴で実に気持ちがいい。
海の蒼さも一段と映える。
柔らかな日差し…というよりもガラス越しだと暑いくらいだ。
長袖の薄いTシャツで充分という気温。しかしこの時期、沖縄の方の
気温に対する感覚は千差万別のようである。
父さんは薄手のトレーナーに単パン。子供はTシャツ。母さんはセーター
着込んでいたりする(~。~)
こんなバラバラな洗濯物を干しているのを想像しても妙な気がする(笑)
名護市民会館は海のすぐ側にある。
開場まで少し間があったので、海岸(防波堤)で待つとする。
夕日が落ちるまでには少し早い時刻。見慣れた瀬戸内の風景とも
宇和海国立公園の風景とも違う。もっと懐が深い雄大な感じがした。
会館前に向かおうとしている時、地元の若者達が海岸でビーチパーリーを
しにやってきていた。沖縄では運動会でもバーベキューをやるそうだ(苦笑)


ロビーにはFM山陰からの花輪も飾られていた。スタレビニュースでお馴染みの
パーソナリティの方が駆けつけていらっしゃるのかな?
この会館は那覇よりもっとこじんまりとしていた(^^;
石作りの基礎が沖縄らしい座席。前後の空きスペースも小さい。暴れられないわ〜
5列目分くらいまではオーケストラピットになるようである。
前日のLIVEにも参加された方が多いと想像する。会場の空気はまだ
昨夜の余韻を引きずっている気がするし。第一ファイナルだしね。
いよいよ今夜でHeavenTOURも見納め。
しかとこの目でこの耳で完結される瞬間を感じておこう〜

メンバー登場した時点ですでにEC状態^^;な声援。
要さんの足上げ角度も高いっ。

コール&レスポンスも最後までアントニオ=猪木で〆たようだ(笑)
アントニオ古賀さんはあまりにもマニアックすぎたか、時代がナツメロだったか。
そしてツアー協賛として大塚製薬さまには本当に御世話になりました。
ライブ後の喉の渇きを癒してくれたありがたい存在でございました。
ポカリ電飾にも最上級の惜しみない拍手を浴びせ。
要さんには物に釣られる客め!と罵られようとも(笑)

♪クレイジー・ラブでの柿沼さんと岡崎さんのコーラス、
柿沼さんの素っ頓狂な表情(失礼m__m)に
爆笑させてもらった。柿沼さんの場合、素でも可笑しいのがたまらない(笑)
♪ONE Night Rose
何度聞いても素敵〜〜会場のノリ具合もなかなかのもの。
やはり昔の懐かしい曲が演奏されるとため息が出てしまうものなのだろうか。
いい曲多いもんな〜〜(小田さんも言ってたでしょ^^)

早く座らせろ〜的な顔をしていた客席の意を汲んで(笑)
Heavenからの曲の楽曲説明MCに突入〜
(睡眠不足もあって^^;ついつい・・・目が閉じて・・・謝)

イタココーナー
ツアーで2度目まして(^^)のZepの曲。一番好きなイタコなので
要さんを真似して?小さくガッツポーズ。
乗り移る瞬間に「ハイッ!」と毎回言うが、今回「ハイッッッッ〜〜〜〜〜」と
エコー付きであったのが私にはバカ受けだった。
芸が細かいスタッフやねぇ。ライブ後にミーティングとかやっているのかな?
現状に決して満足せず、もっと面白いものを捻り出そうとしている
進歩の跡が伺える。

今夜も遠い〜場所からお招きしたゲストをステージ上に迎える^0^
前日はテレビで見たことある・・・という不届き者(爆)の
お客さんでしたが、貴方はスタレビライブに参加したことありますか?と
質問する要さん。
私はもう7回程ライブに来ています。沖縄である時はいつも、、、という
模範的回答をしたHさん(笑)メンバーも^0^嬉しそう。
彼もまた笑顔の素敵な方だった。例外なくゲストで登場してくる方は
穏やかそうで、人のいい感じの方ばかりであった。
このコーナーのお陰でメンバーも癒されていたような気がする。
緊張感の塊であるステージ上だけど、リラックス柿沼シートに
座ると落ち着くのかも?柿沼シートにはアルファー波出ているのかなぁ?

さて、クラビオラ君が登場!
要さんまた余計な話を持ち出す(笑)
人気の薄い楽器で(添田さん頷く)製造も中止になったんだよ(また頷く)
変わった楽器だよな〜購入者少ないしさ(ちょっとうつむく)
楽器も変わってるけど演奏している添田も変わった奴だし(なんてこと言うの)
(ここでポツリと柿沼さん)「(添田さんが変わってること)知ってるぅ〜」
(ひぇ〜っ)
いつもは穏やかな添田さんだがこの時ばかりは柿沼さんの方を見て
ガンを飛ばしている(笑)
常に仲裁役のVohさん慌てて添田さんを慰めている。あ”〜ぁ”冷や汗(爆)
原因の種を作った方は我関せずだった…

こんな内輪揉め(笑)の中、披露されたLet's〜
誰が歌っているのか判らないと困るから歌う前にそれぞれ挙手をしなさい、と
要さんが命令する。
しかもさりげなく〜〜〜やること!と注釈つきで。
(返って不安だ…)
要さんは上手い、なにげに、鼻でもこするかのようにそれとはなく手を
挙げている。
他のメンバーはわざと笑いを誘っているんか?という空気を漂わせてしまい
とっても落ち着いた曲なのに会場からは笑いがこぼれてしまう~。~
可笑しくてまともに聞けやしない(苦笑)
プラス…メンバーの隙間から笑顔を見せて聞いてくれているHさんに
Vohさんや岡崎さんは手を振ったりまでしてるし。

♪夕暮れのスケッチ
開場になる前に見た沖縄の海を思い出して、おセンチな気分で聞いてしまった。

♪電光石火で引き分け主義
ノリやすい曲だし沖縄のお客さんのいい意味でテンションの高さも相乗効果として
この曲をより盛り上げてくれたようであった。
拳を振り上げるシーンはかなりカッコいい!
岡崎さんのためにあるような振りだ^^よかったっす♪

♪Heaven
前列の方は皆さん立って聴き入って居られたが、この曲をツアー最後に聴く機会だし
じっくり味わって聴きたい気がしていたので
ステージは見えないが、座って目を瞑って集中して聴いた。
歌詞の一言一言が重く心に響いた。
人生楽ありゃ〜苦もあるさ〜で明日からの生活もがんばろっと^^

本編もエンディングに近づいてきて、会場の熱気も凄まじい様相を帯びてきている^^;
要さんのガッツポーズもすごい。これでもかっ!という風でガッツだぜ!
その様子を見ているこちらももっと燃えてしまう。
あぁ〜あどっちにも火ついちゃったよ〜どうすんだろ。
その逆に終りが迫っていることへの寂しさも吐露している。
ツアー終ってしまうよ〜寂しいよぉ〜と駄々っこのような要ちゃん(笑)

桜祭りが始まったんだよね?<沖縄 と要さん
今回のツアーは花見が終った頃に始まり、夏はイベントも盛りだくさんで
いろいろなミュージシャンたちとジョイントをする機会に恵まれた。
大変だったけれど楽しさと、こんなこともできるんだ、という勉強にも
なって本当に有りがたかったと感謝していた。
年も明けてこうして沖縄でファイナルを無事に迎えることが出来て
しかもこ〜んな素敵なお客さんたちに来てもらって(照)いい終わり方が
出来そうですとも。
そんなファイナルの沖縄では昨日(17日)から桜祭り(八重岳桜祭り)
季節はあっと言う間だね〜
スタレビのライブ時間もあっと言う間(ホントか?!爆)すでに3時間過ぎていた。

EC

アンコールにメンバー登場を促す拍手に加えて、後方から沖縄人なら
誰もが出来る?「指笛」が威勢良く聞こえてくる^^
なんとも良い感じ。この指笛に合わせるかのような拍手のテンポが独特。
これが何より聴きたかったのサー BEGINライブでとても気に入ったこの
指笛を本場で聴けて本望であった。

♪Goin' Back To 1981の途中で沖縄ブギウギに替わったわけなんだが
この時に要さんが「うぅ〜〜ん、次何をやろうかなぁ〜〜〜」と
なかなか言い出さない。ファイナルだからまーた打ち合わせ無しで
とんでもないこと言い出すのかな?こちらも冷や汗。
それ以上にステージはもぉっと困っただろう。
添田さん「ちょ、ちょっと一体?何が始まるんすか?マジすか?」というような
感じで要さんの方をじーーーーーっと見ていたその顔には
「ファン」ではなく「不安」の2文字が浮かんでいた(笑)
スタレビのファンだった添田さん、ご苦労さまでございます(爆)

※寺田さんのドラムソロ。
ファイナルということもあって、いつにも増して気合い充分の叩きっぷりを
見せてくれた。叩き終った瞬間「ハッ!」だったか?「オッ!」だったか?忘れたが
一声上げた寺田さん。とてもカッコいい一声だった。それに対しての歓声!凄かった。

記憶が定かでないのだが、♪今夜だけきっと の途中で要さんむせて
いたような気がする。間奏の時にゴホンとやっていた。それでも
曲には影響せずきっちり歌いきっていたのには脱帽。
昨夜同様に最後はアカペラで全員でマイク一本に集まる。
添田さんがキーボードを弾き終わり要さんが側に来いと手招きして
円陣を組むように肩を組んで歌う6人。この長いツアーをやり遂げた!という
達成感を感じていただろう。
昨夜は小田さんに全部持っていかれたECだったが(笑)今夜の今夜だけきっとは
スタレビとファンとそして舞台裏で懸命にサポートしてくれたスタッフの
憩いのひとときであった^0^
脳みそもとろける時間であった〜
最後に★が右から左へ、、、そして左から右へと★★2個も流れたのであった。
 

全ての演奏を終え、Heavenツアーについて少し本音も漏らした要さん。
動員数の減少(2割減だと噂に聞いた)にシューンとなっていると。
そうだ!次回のツアータイトルは…「お友だち3人連れて」にしよう、、、と
胸キュンを忘れたいかのようなお調子発言(笑)
そして、沖縄には昔はよく訪れていた、もっとこっちでいろいろとやりたい、
夏イベントでは俺一人が来ただけだし。バンドとして何かやりたい、と。
また言っちゃったライブ(^^;になりそうだが、沖縄で野外をやりたいと
明言していた。
これからは次回のツアーに向けてアルバム製作をして、
今年の秋、10月からツアーが始まります、とすでにツアー時期まで決定している
ことを明かしたのだった。

もう一度アンコールあるかな?と期待していたが、
くす玉はなく、スタッフ登場もなかった(少し残念)
時計に目をやると10時近い@_@ これ以上の会館占拠は無理であろうな〜^^;


ライブ後記

「終っちゃった…」ライブビデオでふと漏らした要さんの言葉を私も反芻している。
ファイナルに初めて参加して、嬉しさと寂しさを同時に、しかも強く感じた。
その上で。

ツアーも終ったということで時効かなと、ちょっとした話を紹介。
昨年の6月地元であったライブ当日に「協力しちゃる」企画の一環として
事務所の方とスタレビの媒体に対するプロモのありかた(地方でのアプローチの仕方)
今後の活動について、スタレビに望むこと等、ファンの忌憚のない意見を
聞きたいということでお話させて頂く機会を得た。
多岐に渡る質問でこちらからもかなり突っ込んだ厳しい(汗)意見を
述べさせてもらった。
スタレビだけでなく、不況の折り音楽業界は厳しい時代を迎えていると思う。
今後もツアーを大切にしていきたいし、続けて行きたい、そのためには
どういう形がいいのか、模索しているのがよく分かった。
真剣に私たちの意見に耳を傾けてくださっている姿に
スタレビは前向きに、よりいい形になれるように努力を惜しんではいないな、と感じた。
各地でライブ前にこんな風にスタッフは動いてもいたということを
知っていただけたら幸い。

アルバム、そしてツアーで完結するのがスタレビだと思っている。
これぞスタレビ!というアルバムを時間をかけて製作し
少し待ってもいいから…というのが本音かな。
もっともっと沢山書きたいことはあるが、それは直接、、、ということにして(^^)


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