神奈川県民ホール 2005.12.17(土)
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〜Stayin' Alive/The Bee Gees 〜と・つ・ぜ・んFall in Love (ディスコタイム〜アバ♪ダンシング・クイーン、ビージーズ♪ステイン・アライヴ) |
※れぽーと/ちぇりーさん ありがとうございます
12月17日(土)
ああ〜また一つ年が増えてしまった...もうめでたくもない年だけど、祝ってくれるメールが届くのは嬉しいな〜と感じながら、8ヶ月ぶりの東京へ出発。
「この冬一番の寒気が」というフレーズを12月になって何度聞いたことだろう。大雪に見舞われている地方も多く、数日前から天気のチェックは欠かさなかった。何とか私が滞在している間の降雪はなさそうだ。1時間半のフライトはあっという間である。いいお天気の東京...いよいよバースデーライブなんだな〜と実感する。
横浜で友人たちと待ち合わせて、中華街にて美味しい昼食。その後スタレビ談義などで時間は過ぎ、寒さもあって早めに会場入り。会館にもクリスマスツリーが飾ってあり、やはりいろんな場所でクリスマスが近いことを感じる。
座席は13列のVOHさん側である。ステージには小さいツリーもあって、クリスマスライブの雰囲気たっぷり。
そうこうしていると、弦楽四重奏が始まった。これもクリスマスライブならではの演出。いつもより少しばかり高尚な気分?開演前ゆえに、静かに聴くまでは至らないけれど、こうやって聴くスタレビメロディーも悪くない。「ドルチェ」の雰囲気だなと思った。我が家にある「ドルチェ」はサイン入りである。(クリスマスライブで当たったもの)考えてみると、私のクリスマスライブはなかなかラッキーである。今夜も素敵なバースデーライブになりそうだ。
客電が少しづつ落ちて、弦楽四重奏が終わる。始まるこのイントロは!「星に唄えば」。なんと嬉しいオープニング。
要さんの声が会場に響き渡る。声の調子も悪くなさそうだ。やっぱり友達も連れてきたかったなと思う。私よりファン暦の長い友達に聴かせたいな〜ステージにメンバーが揃い、「もろびとこぞりて」「AmazingGrace」とハンドベルの進化形も見せてもらう。北埼玉ハンドベル協会も着実に進歩してるじゃない〜と感心する。実はハンドベルもワンパターンかな?と思っていたので、さすがだわ!と思った。すっかりクリスマス気分。
そこへ本日の司会は、あの懐かしの蝶ネクタイも鮮やかな「ラブリー根本」!しかもHG付き(腰振りも少し)いきなり笑わせてくれる。しっとりとした会場が爆笑に変わる。そして「WHAT A NITE!」が始まった瞬間に私は最高のプレゼントをもらった気分になった。この曲はオススメの3曲にも入れたし、ずっと聴きたいと思い続けていた曲なのである。この曲がバースデーライブに演奏されるなんて、もうラッキーというしかない。こういうジャジーな曲を演奏出来るバンドは少ないと思う。特にスタレビに近いバンド形態で、こういう曲調はなかなかないと私は思っている。スタレビの守備範囲の広さを感じる1曲だと私はずっと思っていたから、いつか今のスタレビで聴きたいと思っていた。
「もうちょっとだけ何か足りない」「キャトル・ヴァン・ディス」と続き客席は盛り上がる。「キャトル〜」は個人的にはいまいちな曲だけど、化粧品のCM曲だけあってパッと明るくなるなと思う。
再び蝶ネクタイの「ラブリー」登場で、次は「クリスマスソング特集」とのこと。とはいえ、スタレビには明確なクリスマスソングないということで、クリスマスっぽい曲を3曲。1曲目の紹介で「CMにも使われながら16年ぶりに...」で私は再びプレゼントをもらえるかもとある曲が頭に浮かんだ。そう「LonelySnowBird」である。この曲も3曲の候補に入っていて(結局別の曲にしたけど)聴きたかった曲だったので、私のバースデーライブはここでほぼ願いが叶ったことになる。
もしかして私のためのライブかしら?と思ったくらいである(笑)この曲もまたスタレビのポップな部分をよく表していると思う。「君に贈るHolyNight」「SweetSnowMagic」の2曲がどうだったか忘れるくらい、私の気持ちは「Lonely〜」に吸い取られていたようだ。続いてはクリスマスディナーをということで、コースメニューになぞらえて曲紹介。「ワイン恋物語」「本日のスープ」「ブラペ」までは何となく分かったけど、メイン料理って何?と考えたもののさっぱり...「素敵なたくらみ」はちょっと苦しかったけど、仕方ないかな。そのあたりのこじつけもラブリーの顔に免じて許してあげよう(笑)「ワイン」はどうしてもあのPVが思い出されてしまう。
「本日のスープ」「ブラペ」と思わず客席も参加したくなる曲で、会場の雰囲気も充分の盛り上がってくる。「ブラペ」はライブ参加のお客さんにとっては定番になってるな〜と最近特に感じる。みんなよく声が出てるなと...「素敵なたくらみ」も軽やかでメイン料理とはいえ、お腹にもたれすぎずいい感じ。
続いてデザートというかちょっとお茶でも飲みましょうと「TeaForTwo」。こういうジャズのスタンダードをさらっと選曲出来るのも、スタレビの懐の深さだと思う。詳しくはないけど、ジャズも好きな私にとっては嬉しいカバーである。
しっとりとしたところで、メンバー紹介。いつもながらに、衣装と笑いを織り交ぜていくさすが要さん。今回の衣装は全体的にシックなイメージでまとめられている。時事ネタを忘れない要さんなので、昨今のニュースに良く出てくる「偽装」「疑惑」と言った言葉が頻繁に出てくる。特にVOHさんのところで(笑)コースの締めくくりは「ジャスミン」。6人の声は一層ハーモニーに磨きがかかったようだ。今回はソムリエとして、ヴァイオリニストを迎えたということで、通称「タッキー」こと多ヶ谷樹さん登場。会場に「ヴァイオリン習ったことある人?」と聞いたけど、反応はなく「聞いた俺がバカだった」と嘆く要さん(笑)私は視力が良くないので、タッキーの顔がどうか確認出来なかったけれど、ヴァイオリンが入ることでまた違うスタレビを感じて嬉しかったな。基本的にアコースティックな音が大好きなので、クラシカルな感じもOK。「木蘭」という歌は本当に不思議な歌だなと思う。どんなアレンジにも染められ、どれもが鮮やかに映える、そんな歌だと思う。「どうして」も新鮮な気分で聴けた。
割としっとりした曲が多く、うずうずしていた人もいたはずだが、いよいよお待ちかねのゴーゴータイム突入!
ステージにはダンシングサンタも参加している。「流星物語」で軽やかにスタート。
「Gootimes&Badtimes」では、土地ネタを絡めつつ今年の良かったこと、悪かったこと。(内容は忘れてしまったけど)「GoingBackTo1981」「NorthernLights」と会場はヒートアップ!ダンシングサンタも激しく踊る!寒さ対策でちょっと着込んでいたせいもあり、汗がダラダラである。もう少し楽しみたいな〜と思うところで、本編終了。
アンコールの拍手の中、メンバーはサンタの衣装で登場。クリスマスライブではお約束?「Step by step」でアンコールが始まる。会場はますますヒートアップしている。「と・つ・ぜ・ん〜」が始まると、さらに熱気が増した。みんなジャンプ!ジャンプ!終わり近くで岡崎さんとVOHさんの姿が消え、「なんだ?」と思っていると、何と流れてきたメロディーは「DancingQueen」!しかも岡崎さんとVOHさんはかつらをつけてアバの女性二人に変身(笑)二人ともすっかりなりきって歌っている。
私たちの世代にとっては、たぶん洋楽の入口とも言えるアバなので、懐かしいというか思い出深いというか本当に耳に馴染んでいる曲である。笑わせてもらいながらも、スタレビのカバーがあまりにも素晴らしくてビックリする。
この曲だけでも充分に楽しいのに、さらに続いて「Stayin' Alive」。当然ながら岡崎さん&VOHさんは再びビージーズに変身!笑いすぎてお腹が痛い〜しかし二人ともすごい!以前にも感じたけれど、スタレビのカバーはすごいなと思う。悪いけど、オリジナルよりうまく聴こえてしまう。原曲を超えるカバーはないと思うけど、スタレビ流コピーはお見事。思い切り楽しませてもらった。
そして新曲。この「いのちのこたえ」は、作詞が松井五郎さん。お互いに50代を前に感じたことを歌にしたというようなことを要さんは語っていた。タイトルだけを見るとメッセージ性の強い曲かなと思うけど、温かく優しい歌だった。この曲はヴァイオリンの音で始まるはずだったけれど、この日は音が途中まで出ていなくて残念だった。それでも会場は静まり返って、要さんの歌に聴き入っていた。
名残惜しいけれどこの曲で、クリスマスライブは終了。大きな拍手にメンバーも満足していたと思う。
その後友人たちはそれぞれに自宅へと向かわねばならないので、余韻を楽しんで語り合う時間がなかったのは残念。会場の外は予想通り寒かったけれど、みんな幸せな笑顔で満ち足りた様子で帰路に着いた。私はホテルで素敵なプレゼントを思い出しつつ、ワカメスープで誕生日を祝った(韓国式!)
<感想>
バースデーライブだけでも充分に嬉しかったのに、こんなに願いが叶っていいのか?と思うほどの素晴らしい選曲でした。「WHAT〜」と「Lonely〜」は、この何年間かずっと聴きたいと願っていたけれど、まさかまさかこのバースデーに聴けるとは思っても居なかったのです。もう私のために選曲してくれた?って思いましたよ(笑)今回の選曲は、古いファンにとっては懐かしさを感じるだろうし、新しいファンにとっては新鮮な感じがするんじゃないかと思います。改めてスタレビというバンドの魅力を感じました。本当に音を楽しむためのライブなんだなと思いますね。メジャーへの移籍もスタレビをもっと多くの人に知ってもらうためには、やはり必要なことかなとも思います。こんな素敵なバンドを一部の人しか知らないなんて、音楽界の損失なんじゃないかなあ(ファンの欲目かな?)25年を経てもこれほど純粋に音楽に携わっているバンドって珍しいと思います。そしてスタレビのファンも音楽大好きなんだな〜と感じます。最高のバースデーありがとう!それから、今回も照明が素敵でした。拙いレポ&感想ですみません。もう細かい記憶は飛んでます(笑)12月18日(日)
最高のバースデーから一夜明けて東京へ。「ワダエミ衣装展」と映画を2本鑑賞した。ワダエミさんの衣装は、やはり見ごたえがあった。「LOVERS」などの映画、「浪人街」などの舞台、数々の衣装が展示してあり、そのどれもが細部にまでこだわりを感じた。材質、色、刺繍など近くで見て初めて分かる部分もあって、改めて職人なんだ!と思った。「浪人街」の衣装は触ることも出来て、これが松たかこさんが着た衣装なんだ〜これが唐沢さんの衣装かあ〜とじっくり鑑賞。どれも素晴らしいものだった。
その後恵比寿へ移動して、映画「ガラスの使徒(つかい)」を鑑賞した。みゆきさんがカメオ出演しているということもあって、上京直前に観ようと決めた作品。大きな作品ではないが、なかなか良い作品だった。続いて新宿へ移動して、今回の第二目的である映画「ビッグスウィンドル」を鑑賞。今私がお気に入りの韓国俳優パク・シニャンの作品。韓国映画というとラブストーリーが受けているようだが、この作品は全く違うテイストで、言ってみれば韓国版「オーシャンズ11」だろうか?小気味良い展開とあちこちに散りばめられた伏線が面白かった。そして見事に騙されてしまった...もう一度観たい作品である。二日目の夜も満足感たっぷりに過ぎていった。12月19日(月)
楽しい時間はあっという間に過ぎていくものである。このバースデー旅行も最終日。本日のメインは、新大久保ツアー。韓流にはまるかどうかという頃に来た時は、全く右も左もわからずに目当ての店に寄っただけだった。今回は多少のリサーチもして、行きたいお店もチェックしていざ新大久保へ。ビックリしたのは、2004年初頭とは街がかなり変わったということ。韓流ブームのせいで、スターグッズの店があっちもこっちも。初心者にも近寄りやすい店が増えたんだな〜と感じた。本格的な韓国料理の店で、美味しいランチを済ませて、韓国小物の店などに寄ったり食材店で韓国餅を買ったりして、新大久保ツアーも終了!次はもっとディープな新大久保探検をしたいと思ってしまうそんな街だった。
今回の2泊3日は、充分すぎるプレゼントをもらった気がする。寒気もなんのそのだったな〜